新*今日の漢字* 「際」
今日は木曜日なので、外孫を預かりました。
昼間大いに遊びまわった外孫は夕方の5時頃に寝てしまいました。
起きたのは8時頃・・・
先ほど送ってから夕食をして・・・
こんな時間に書き込みです。
では・・・
新*今日の漢字*
「際」 音読み サイ 訓読み きわ
画数 14画 部首 こざとへん
では常用字解で調べてみましょう。
会意 ふ(𠂤にもう一つ口のような物が付いた形)と祭とを組み合わせた形。
ふ(こざとへん)はもと(縦画に上が平らな三角が3個ついている形)とかき、神
が陟(のぼ)り降りするときに使う神の梯(はしご)の形。
その前の祭壇(示)に手(又(ゆう))で肉を供えて祭ることをいう。
そこは天から降りて来る神と人とが相接するところで、際とは神人の際、「き
わ(接するところ。物事の窮(つ)きるところ)」をいう。
そこは神と人とが「であう」所であるとともに、人が達することができる極限の
所をも意味する。
それで際涯(はて)・天際(てんのはて)のようにいう。
仏教では金輪際(こんりんざい(大地の底。物事の極限。どこまでも。絶対
に))という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 ふ(𠂤にもう一つ口のような物が付いた形)と祭とに従う。
ふ(こざとへん)は神霊が陟降(ちょくこう)するときの神梯(しんてい)。
その前に祭卓をおき、肉を供えて祭ることをいう。
そこは神と人との相接するところであり、天と人とが相感応するいわゆる天人の
際である。
[説文]十四下 に「壁の會なり」とし、祭(さい)声の字とする。
壁と壁との間の意であろうが、それでは際限・際会などの義は生まれない。
限は神梯の前に邪眼をおいて聖所を守り、他の侵入を禁ずる意。
際はここが神人相接する際会のところ、人のいたり至りうる極限のところであ
る。
[淮南子(えなんじ)、精神訓(せいしんくん)]「道と際を爲す」、[淮南子、原
道訓(げんどうくん)]「高くして際(きは)むべからず」など、道の極限の意に
用いる。
界なり、会うなり、至るなりの訓義は、みな天人の際の意から生まれる。
天時と会うことを際会という。
人事においては、君臣相遇(あ)うことを際遇という。
仏教では地下百六十万由旬(ゆじゅん)(由旬は仏教でいう距離の単位で、約三
百八十四里)の金剛輪の下底を金輪際(こんりんざい)という。
大地の底の果てるところの意である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「際」はもとは「神と人の際」だったようですね。
さて今日の一枚は・・・
昨年いただいた「カロライナジャスミン」のつぼみも膨らんできました。
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