新*今日の漢字* 「術」
今日は7時頃から内孫たちが遊びに来ました。
昨日お墓参りの後で最寄り駅に行ったので・・・
かねてから欲しがっていた小麦粘土を買ってきました。
内孫にわたすと・・・
早速、上の孫はゲームのキャラクターを作り・・・
下の孫は、一緒に買ったアイスクリームやドーナッツの型で
「いらっしゃい!いらっしゃい!」とお店屋さんごっこを始めました。
そうでした、明日から実家の姉のお供で京都へ行きます。
次回は5月7日火曜日になります。
では・・・
新*今日の漢字*
「術」 音読み ジュツ 訓読み ---
画数 11画 部首 行(ぎょうがまえ)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は(行の間が朮)に作り、行と朮とを組み合わせた形。
行は大きな道路が交叉(こうさ)する十字路の形。
十字路はいろいろな霊の行き交う所であるから、そこではいろいろな呪術(じゅ
じゅつ)が行われた。
朮は呪霊(霊の力)をもつ獣の形。
道路において、この霊を用いて軍の進退などを占って決め、その決定に従って
行動をけいぞくする述や遂の呪術があった。
そのような呪術、わざを術という。
のち「わざ、しごと、ならいごと」などの意味となり、技術(物を作ったり、
加工したりするわざ)・芸術(鑑賞の対象となる美の創作・表現)・学術(学
問)などのように用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は(行の間が朮)に作り、行と朮とに従う。
行は十字路の形。
十字路は街衢(がいく)といい、そこでは古代の重要な儀礼や呪儀(じゅぎ)が
行われた。
朮は呪霊をもつ獣の形。
この朮を用いて道路で行う呪儀を術といい、行路の安全を祈る目的の呪儀であろ
う。
[説文]二下 に「邑中(いふちゅう)の道なり」とし、[段注]に「引伸して技術と
爲す」とするが、それだけでは引伸の過程が明らかでない。
道を術というのは、、そこで術が行われ、道が修祓(しゅうふつ)されるからで
ある。
道路は内外を通ずるところで、古代的な観念においては、異族邪霊と接触する
最も危険の多いところであるから、道路における呪術は、きわめて重要なものと
された。
道とは、異族の者の首を携えて行道を祓い清めながら進むところであり、途と
は、路上に余(大きな針)を突き刺して、邪霊の進入することを杜絶する呪的な
方法である。
道術は、いずれも古代的な道路における呪法を意味する語であったが、のちその
思想的方法を意味する語となった。
[荘子、天下]に当時の思想である儒・墨以下の諸学派の主張するところをあげて論
じ、「古(いにしへ)の道術、是(ここ)に在る者有り」として、論評を加えて
いるが、思想はその道術の精粋として、展開してきたものである。
術は古い呪術の意から、のち技術。思想の万般を意味する語となった。
[漢書(かんじょ)芸文(げいもん)志]に[術数略]があり、当時の術数(卜筮(ぼ
くぜい)や五行の術)の代替を知ることができる。
その術芸を学んだ人を術士という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「術」は「十字路(行)で霊力をもつ獣(朮)を使って軍の進退を占った」ことだったよう
ですね。
古くは昨日の漢字の「述」や今日の「術」そして同様に霊力のある獸を使った「遂」などを
使った呪術を「術」といっていたようですね。
のちに「わざ、しごと、ならいごと」の意味となり、技術・芸術・学術のように使われる
ようになったのですね。
さて今日の一枚は・・・
先日見つけたシクラメンの花です。
前回はシクラメンらしく撮れなかったので。リベンジです。
これならシクラメンに見えますよね。
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