新*今日の漢字* 「状」
このところ、スマホの充電がすぐ無くなることが増えていたのですが・・・
昨日に至っては朝まで充電していたのに昼頃には充電切れになりました。
ということで・・・
慌ててスマホを買いに行きました。
希望は安い物、ただそれだけです。
結果、お得感があるという、AQUOSの機種にしました。
簡単なお引越しツールの手続きは担当の人がしてくれましたが、
その後は・・・悪戦苦闘して、寝るころには何とかいつもに近い状態になりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「状」 音読み ジョウ 訓読み ---
画数 7画 部首 犬
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は狀に作り、音符は爿(しょう)。
爿はこの字の場合は版築(はんちく(基壇・城壁などの建築法で、板と板との
間に入れた土をつき固めていく方法))に使用する板の形。
[説文(せつもん)]十上 に「犬の形なり」とするが、犬を犠牲(いけにえ)とし
て用いることを意味するのであろう。
版築のとき、犠牲の犬を供えて、建築物の規模や状況を定めたものと思われ、
現況や将来の予想を意味する語となり、「ようす、ありさま、さま」の意味とな
る。
状貌(じょうぼう(顔かたち))のように、人の姿の意味にも用いる。
また「かきつけ、ふだ」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は狀に作り、爿(しょう)声。
爿は版けんぞうぶつ築(はんちく)に用いる板の形。
[説文]十上 に「犬の形なり」とするが、犬の度のような状態にあるのかをいわ
ず、また字をその意に用いた例もない。
就・獻(献)・猷(ゆう)は建造物や器物の制作にあたって、犬牲をもってこれ
を清める釁礼(きんれい)を示す字であることからいえば、状は版築にあたって
犬を供犠として用いる意で、「これによってその進行状態が定められるのであろ
う。
[戦国策、秦策(しんさく)]「王后其の狀を悅(よろこ)ぶ」は形状の意、[左
伝、僖(き)二十八年]「狀を獻ぜよ」は、次条や経過の報告を求めるもので、
文書をいう。
[繋伝(けいでん)、袪妄(きょもう)]に「犬は」動止多狀、ひとのいを曉(さ
と)り人の審(つまび)らかにし易き所なり」というのは、全く臆解である。
工事の進捗(しんちょく)の様態より、ものの形状、人の状貌(じょうぼう)を
もいうに至り、孔子の状は倛面(きめん)に似たりとか、陽虎(ようこ)に類す
るという。
状を奉ずる書を書状といい、科挙の成績の報告を状、その主席の合格者を状元と
いう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「状」はもと「狀」と書いたのですね。
「爿」は建築方法の「版築」の板の形で「犬」はどうやら犠牲のようですね。
工事の進捗の様態より、ものの形状、人の状貌(じょうぼう)も表し、「状を奉ずる書」を
「書状」といい、いろいろなことを表しているようですね。
さて今日の一枚は・・・
あら?どこだったかしら?
門の後ろは御廟?
年は取りたくないものですね。
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