新*今日の漢字* 「情」
先日購入した、新しいスマホにも慣れてきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「情」 音読み ジョウ 訓読み なさ(け)
画数 11画 部首 りっしんべん
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は青(せい(靑))。
情は感情(物事に感じて起こる心のはたらき)、「こころ」をいう。
性を体とすれば、情はその用、はたらきにあたる。
漢代の性情論では、性を陽、情を陰のように陰陽の別と考えたが、宋(そう)代
の性理学では、性を体、情をそのはたらきの用と解釈する。
古く[礼記(らいき)、礼運(れいうん)]に情を、「學ばずして能くするも
の」、すなわち才能であるとする解釈がある。
「なさけ、おもいやる」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は青(せい(靑))。
[説文]十下 に「人の陰气(いんき)にして、欲有る者なり」という。
性を陽、情を陰とする考えは、[白虎通(びやくこつう)][論衡(ろんこう)]な
ど、漢代性情論に一般的なものであった。
のち性をその用とする宋儒(そうじゅ)の性情論に展開する。
[礼記(らいき)、礼運(れいうん)]に人の七情をあげ、それを「學ばずして能く
するもの」、すなわち本能的なものであるとしている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「情」は「感情(こころ)」をいうのですね。
漢の時代には「性を陽、情を陰のように陰陽の別」ととらえていたようですね。
のち宋の時代には「性を体、情をそのはたらきの用」と解釈されていたようですね。
また、古い時代の[礼記]には「才能」であるという解釈もあったのですね。
「なさけ、おもいやる」の意味にも用いられているのですね。
さて今日の一枚は・・・
(三十三間堂前の京都国立博物館 特別展示館<旧帝国京都博物館 本館>)
京都二日目のツアー終了後、姉が三十三間堂に行きたいというので・・・
ツアーから離れて、二人だけで出かけました。
願い通り、三十三間堂で拝観して、おすすめの智積院にも足を運び・・・
最後に訪ねたのが京都国立博物館です。
敷地に入り、まず写したのがこの写真です。
国宝の一遍上人の聖絵の展示がされていました。
ツアー二日目は足が痛くなるほど、京都三昧の一日でした。
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