新*今日の漢字* 「織」
今日は娘が仕事だったので、外孫を預かりました。
主人が仕事で朝が早かったので、片付けをしていたら・・・
いつものお迎えの時間を10分ぐらい過ぎてしました。
娘は仕事に間に合ったというので、ほっと胸をなでおろしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「織」 音読み ショク シキ 訓読み お(る)
画数 18画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は戠(しょく)。
戠は戈(ほこ)に飾りをつけた形で、しるしとする意味があった。
赤色の帛(きぬ)を飾りとしたらしく、火の燃えさかる様すを熾(し)という。
織は織物であるが、特に模様のある織物で、織文(しょくぶん)という。
金文に「女(なんぢ)に戠衣を賜ふ」のように、模様織のものを賜うことがあ
り、礼装用のものであった。
戠が織のもとの字である。
馬王堆(まおうたい)から出土した漢代の遺物の中には、目を奪うほどの美しい
絹織物がある。
「おりもの、あやぎぬ」の意味から、「おる、はたおり」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は戠(しょく)。
戠は戈(ほこ)に呪飾(じゅしょく)を付けている形で、しるしとするものの
意があり、その呪飾には赤色の帛(きぬ)を用いたのであろう。
[説文]十三上 に「布帛(ふはく)を作るこのと總名なり」、すなわちはたおりの
意とするが、織物のうちでも模様のある、いわゆる織文(しょくぶん)、模様織
のものをいう。
[書、禹貢(うこう)]「厥の篚(ひ(貢ぎ物))は織貝」の[孔安国(こうあん
こく)伝]に「織は細貯(さいちょ)なり」とし、「厥の篚は織文」の[孔安国伝]
に「織文は錦綺(きんき)の屬なり」とあり、
・・・中略(文献例)・・・
金文にみえる淮夷(わいい)の貢物とされる はく(上下に白+貝)も、のち
貝錦(ばいきん)といわれるような模様織のものではないかと思われる。
漢(かん)のとき、呉都(ごと)・楽浪(らくろう)は名練(めいれん)の産地
として知られた。
馬王堆(まおうたい)漢墓出土の織物には、、絵奪うほどの精巧を極めたものが
ある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「織」は「織物の中の特に模様のある織物」のようですね。
さて今日の一枚は・・・
京都旅行の3日目は奈良へ出かけました。
まずは私の大好きな法隆寺です。
こちらは梅原猛さんの「隠された十字架」で取り上げられた中門です。
後ろに五重塔が少しだけ見えています。
今回の法隆寺大切なイベントは夢殿の救世観音の御開帳です。
お天気次第でお顔がよく見えないという話もありましたが・・・
晴天に恵まれて・・・微笑む救世観音さまにやっとお目にかかれました。
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