新*今日の漢字* 「性」
今日は午後から約20年ぶりの同窓会に出席してきます。
前回の同窓会も卒業後約20年ぐらい経っていたので・・・
自分も含めてみんなの変化が楽しみなような、怖いような気がします。
ではその前に・・・
新*今日の漢字*
「性」 音読み セイ ショウ 訓読み ---
画数 8画 部首 りっしんべん
では常用字解で調べてみましょう。
形声 声符は生(せい)。
生は草の生え出る形。
人が本来心のうちに備えている感情を性といい、「さが、たち、うまれつき」
の意味に用いる。
性説は、戦国時代(紀元前四世紀~前三世紀)の儒家の孟子(もうし)に至って
性善説(人の本性を善とする説)が唱えられ、戦国時代末期に同じく儒家の荀子
(じゅんし)によって人の本性は悪とする性悪説が唱えられた。
性善説は孔子の教説においてはほぼ予定されたいたと考えてよい。
性悪説は修養することの必要性を強調するために説かれたもので、性の修正が
不可能というものではない。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は生(せい)。
[説文]十下 に「人の陽气(やうき)、性善なる者なり」とするのは、漢代儒家の
性説をもって字を解するものである。
性情の字は卜文・金文にみえず、性説は[論語][孟子]に至ってみえる。
[左伝、昭二十五年]「地の性に因る」、[孟子、告子(こうし)、上]「是れ豈
(あに)水の性ならんや」のように、ものの本質やその属性とするところのもの
をいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「性」に含まれる「生」は「草の生え出る形」なのですね。
そして「性」は「人が本来心のうちに備えている感情」をいうのですね。
「さが、たち、うまれつき」の意味になるようですね。
さて今日の一枚は・・・
美しい阿修羅像で有名な興福寺東金堂と五重塔です。
興ざめな青いコーンで囲まれた中には中門跡と再建された中金堂があります。
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