新*今日の漢字* 「績」
昨日に引き続き暑い一日になりそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「績」 音読み セキ 訓読み ---
画数 17画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は責(せき)。
責はもとの字は せき(上下に朿+貝)に作り、賦貢(ふこう(税))として
納める物(貝)の上に印(しるし)の木(朿(し))を立てる形で、賦貢として
納める財物をいう。
賦貢として納入する農作物を積といい、賦貢として納入する織物を績という。
古くは はく(上下に白+貝)といい、布帛(ふはく(布と絹。織物))を納入
した。
その績が規定通りによくの納入されることを成績(実現した功績。成し遂げ
た結果。できばえ)という。
績は「糸をつむ、糸をうむ、つむぐ」、また「いさおし、てがら」の意味にも
用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は責(せき)。
責の初文は せき(上下に朿+貝)で、賦貢(ふこう)をいう。
賦貢として納める農作物を積といい、織布を績という。
[説文]十三上 に「緝(いとつ)むなり」と訓し、「緝(しふ)は績(う)むな
り」というのは互訓。
金文の[兮甲盤(けいこうばん)]にまた「成周四方の せき(上下に朿+貝)」の
語がある。
四方から貢納され、成周の屯倉(みやけ)に納められるものをいう。
賦貢納入が規定通りに進行することを成績といい、規定に達しないことを不績と
いう。
金文に「弗(ふつ)せき(しんにょう+朿)」とみえるものである。
せき(上下に朿+貝)を責任として課するのである。
ことの心配するを敗績といい、[春秋(しゅんじゅう)]には軍の大敗をいう。
すべて志と違うことをいい、[楚辞(そじ)離騒(りそう)]に「皇輿(こわう
よ(王葉))の敗績せんことを恐る」の句がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「績」は「税として納入する織物」のことだったのですね。
そして今よく使う「成績」はもと「織物の税が規定通りによくの納入される」をいったの
ですね。
さて今日の一枚は・・・
先日ごみを出しに出かけたら・・・
良い香りに呼び止められました。
ごみ置き場のそばの背の高い生け垣にスイカズラの花が咲いていました。
初め白く咲き、だんだん黄色くなっていきます。
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