新*今日の漢字* 「祖」
今日は主人が梅を採るというので、お手伝い方々・・・
柿と梅の増えすぎた枝を間引いてもらいました。
今年は柿が裏年といって、あまり生らないので・・・
思い切って切ることができました。
その後、自治会の配りものの仕分けをしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「祖」 音読み ソ 訓読み ---
画数 9画 部首 ネ(しめすへん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は且(そ)。
且は俎板(またいた)の形。
その上にお供えを並べて祭る俎で、祭られる者、「先祖」の意味となる。
甲骨文・金文には且を祖の意味に用いており、且が祖のもとの字である。
且の上にタ(肉の省略形)を上下に二つ置き、祖先を祭る廟(みたまや)の中に
供えて祖先を祭ることを宜という。
のち且に祭卓(祭の解きに使う机)の形である示を添えて (示+且)となっ
た。
先祖、家系の初めての人の意味から、「もと、はじめ」の意味となり、先祖は規
範・手本となるものであるから、「のっとる、規範とする」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は且(そ)。
且は俎(そ)の形であるが、卜文・金文は且を祖の字に用いる。
[説文]一上 に「始廟(しべう)なり」という。
郭沫若(かくまつじゃく)は且を牡器(ぼき)の象としたが、字形に合わぬ説で
ある。
且の横に肉片を並べ俎や且の上に大きな肉片を置く宜の字形からいえば、薦俎
(せんそ)のための机の形であることは疑いない。
金文の[斉侯鎛鐘(せいこうはくしょう)]に祖を机上に且を置く形にしるして
いる。
且にまた送終の意がある。
[儀礼(ぎらい)、既夕礼(きせきれい)]「有司、そ(示+且)の期を こ
(言+靑)ふ」とは、死者に対する飲餞(いんせん)の礼、また祖道・祖餞は、
旅立つ人を送る礼をいう。
祖先の意よりして、これを規範とする意となり、祖述・祖型・祖本のように用
いる。
[漢書(かんじょ)、外戚下、定陶(ていとう)の丁姫(ていき)伝]に「易(え
き)の そ(示+且)師」の語があり、のち仏教などで一派をなす人を祖師・開
祖という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「祖」は「お供えを並べて祭る俎で、祭られる者、先祖」をいうのですね。
そして、甲骨文や金文では「且」が用いられていて、「祖」の元の字だったのですね。
のちに祭卓の「示」をつけて今の字となったようですね。
祖先などの意味から「もと、はじめ」の意味となり、祖先は手本となるものだから「のっと
る、規範とする」という意味になるのですね。
さて今日の一枚は・・・
前回作った完熟梅のジャム(右側)と今回作った青梅のジャム(左側)。
その色の違いは歴然ですね。
後ろにジュースも一緒に写しましたが、微妙な色の違いだけかと思われますが・・・
青梅の方はペクチンが多い?のかジュースというよりもゼリーの一歩手前ぐらいのトロミが
あります。
今日採った青梅もジャムとジュースになります、きっと。
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