新*今日の漢字* 「素」
今日は朝4時過ぎに目が覚めて、そこから二度寝をしていまい。
ふと目が覚めたのが、6時13分でした。
ちょっと慌てて起きて、ご飯を炊き何とか間に合わせました。
では・・・
新*今日の漢字*
「素」 音読み ソ ス 訓読み ---
画数 10画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
象形 糸を染めるときの形。
糸を染めるとき、糸束(いとたば)の本(もと)のところを結んだままで染汁
(そめしる)の入った鍋に漬けるから、その結んだところは素(もと)のままの
白い糸で残る。
その白糸で残った部分を素といい、「しろぎぬ、しろ、もと、もとより」の意味
となる。
素質(生まれつきの性質)・素性(すじょう(生まれながらの血筋・家柄。生ま
れ))・素族(普通の家柄)のように「本来の性質、もとの状態、何も加えな
い」などの意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 糸を染めるときの形。
糸を染めるとき、糸たばの上部を固く結んで染めるので、その部分だけ白い生地
のままで残る。
その生地のままで残った部分を素という。
[説文]十三上 に「白の緻(きめこまやか)き繒(きぬ)なり。糸(べき)・垂
に從ふ、其の澤(つや)あるを取るなり。」とするが、垂れた部分が糸の上部に
あるというのも不審であるし、また白素に色沢の意があるわけはない。
金文の字形によると、糸たばの上部を、強く拗(ね)じて結んだ形である。
金文の[そ(素+侖)鎛(はく)]の そ(素+侖)もその形に作り、糸頭を両角の
形に結んでいる。
すなわち糸の綰頭(わんとう)をいう。
白素が染色しない前の本来の色であるから、素性(すじょう)・素養(そよう)
・素質の意となり、身分のないものを素門・素族、身分なくして王侯の富を擁す
るものを素封(そほう)という。
[詩、魏風(ぎふう)、伐檀(ばつだん)]は領主の搾取をそしる詩で、「彼
(か)の君子は 素飧(そそん)せず」とは粗飧せず、すなわちご馳走をたべる
意となるはずである。
索も素と似た字形で、縄の上部を固く結びとめて、索縄(さくじょう)のもとと
する形である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「素」は「糸を染めるとき、糸たばの上部を固く結んで染めるので、その結んだところが
染まらずもとのまま白糸で残る」部分をいうのですね。
「しろぎぬ、しろ、もと、もとより」の意味となり、「本来の性質、もとの状態、何も加え
ない」などの意味にも用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
マムシグサの仲間だと思うのですが・・・
ネットでは思う画像が出なくて分かりません。
柿畑の中で見つけました。
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