新*今日の漢字* 「総」
朝曇りがちだった空も明るくなりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「総」 音読み ソウ 訓読み ---
画数 14画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は總に作り、音符は悤(そう)。
[説文(せつもん)]十三上 に「聚(あつ)あつめて束て(つか)ぬるなり」と
あり、糸の末端のところを結んで房のようにまとめることであるとする。
[釈名(しゃくみょう)、釈首飾]に「總は束髪なり」と、束(たば)ねた髪である
とする。
「まとめる、あつめる、すべる(一つに集めまとめる)、すべて」の意味に用い
る。
また総督(軍司令官。また植民地の政治・軍事を監督する長官)のように、一つ
にまとめて支配するの意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は總に作り、悤(そう)声。
[説文]十三上 に「聚(あつ)めて束(つか)ぬるなり」とあり、糸の末端を結ん
で総(ふさ)のようにまとめることをいう。
[釈名(しゃくみょう)、釈首飾]に「總は束髪なり」、[急就篇(きゅうしゅうへ
ん)、三、顔師古(がんしこ)注]「總は絲縷(しる)を以て之(これ)を爲
す。髪を束(つか)ぬる所以(ゆゑん)なり」、[儀礼(ぎらい)、喪服(そうふ
く)]「布總」の[鄭玄(じょうげん)注]に「總は束髪なり」、[詩、斉風(せいふ
う)、甫伝(ほでん)]「總角丱(くわん)たり」など、みな髪を束(たば)ねる
ことをいう。
總角はあげまき。
さかやきを剃(そ)らぬことを総髪という。
すべてのものを聚束(しゅうそく)する意に用い、総計・総括・総裁・総督・の
ように用いる。
糸の縦横に交わるものは綜、織物の縁(へり)を結ぶものは屯(とん)、糸の
末端を集めて垂らすものが総である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「総」のもとの字は「總」と書いたのですね。
そして「糸の末端のところを結んで房のようにまとめる」ことだったのですね。
意味としては「まとめる、あつめる、すべる(一つに集めまとめる)、すべて」となるので
すね。
さて今日の一枚は・・・
玄関の花をリニュアルしました。
加えたのは黄色のランタナと濃い色目の日日草です。
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