新＊今日の漢字＊　「測」

昨日の雨の名残か曇り空です。

午後からはまた雨が降って来るそうです、梅雨ですからね。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「測」　音読み　　ソク　　　訓読み　　はか（る）

　　　　画数　　　12画　　　部首　　ｼ（さんずい）

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　音符は則（そく）。

　　　　　則はもと　そく（鼎＋ﾘ）に作り、鼎（かなえ（青銅製の祭器））の側面に重要な

　　　　　契約事項を刀で刻むことをいう。

　　　　　この円鼎（えんてい）に刻まれた約剤（契約書）は準則（従うべき規則）とな

　　　　　り、その準則に合っているかどうかを考えることを「はかる」という。

　　　　　とくに水の深さをはかることを測というが、測は水以外のことについてもいい、

　　　　　すべて「はかる」の意味に用いる。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　声符は則（そく）。

　　　　　則に準則の意がある。

　　　　　[説文]十一上　に「深さの至る所なり」という。

　　　　　[淮南子（えなんじ）、原道訓]に「深さ測るべからず」とあり、もと水深を測る

　　　　　ことをいう字であった。

　　　　　のち測量・測候・測定に用い、また推量することを推測という。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「測」はさんずいが示す通りもと「水の深さ」をはかることを表したようですね。

のちすべて「はかる」の意味に用いられるようになったのですね。

さて今日の一枚は・・・

まだまだ咲きはじめですが、こちらはオーソドックスなあじさいのように

全面、花に覆われるタイプです。

一応「花」と書きましたが・・・

あじさいの本当の花は花びらにみえる物の中心にある丸い物体だそうですよ。