新*今日の漢字* 「属」
今日は朝から雨模様ですが・・・
実家の姉が旅行先のイギリスから帰宅したので・・・
おみやげ+みやげ話を聞きに実家へ行ってきます。
ではその前に・・・
新*今日の漢字*
「属」 音読み ゾク 訓読み ---
画数 12画 部首 尸(しかばね、かばね)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は屬に作り、尾と蜀(しょく)とを組み合わせた形。
尾(び)は尾(お)をまっすぐ伸ばしている獣の形で、牝(めす)の獣。
蜀は牡の獣の形。
虫(き)の部分が雄(おす)の性器の形。
尾と蜀とを組み合わせて、牝牡(ひんぽ)相連なること、交尾することをいう。
それで「つらなる、つづく、つなぐ」の意味となる。
また「つく、ちかづく、まかす」の意味に用いる。
人にことをたのむことを嘱という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は屬に作り、尾と蜀(しょく)とに従う。
尾は尾を伸ばしている牝獣(ひんじゅう)。
蜀は獣の牡器(ぼき)を示す形であるから牡の獣の形。
屬とは獣の牝牡(ひんぽ)相連なることをいう。
ゆえに連属の意となる。
[説文]八下 に「連なるなり」とし、蜀声とするが、形声の字ではない。
今もなお人の構精するを属という。
蜀は獨(独)・たく(蜀+攴)の従うところの蜀で、獨は」その匹をえざる
ところの牝獣、たく(蜀+攴)とは牡獣の性器を う(豕+攴)って去勢する
ことをいう字である。
その虫(き)の形は牡器の形であって、虫(むし)ではない。
牝牡相連なることよりして、すべて連属なるもの、直接に接触するもの、付属す
るものの意に用いる。
死者の口に軽い纊(わた)をあてて、気息の有無を確かめることを属纊(しょく
こう)という。
文を連ねることを属文(しょくぶん)・属辞(しょくじ)、壁に耳をつけて他人
の語を聞きすますことを属耳(しょくじ)、わずかに人に望みを託することを
嘱望(しょくぼう)といい、字はまた嘱(囑)を用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「属」のもと字は「屬」と書かれていたのですね。
そして「屬」は「牡牝」の連なることを表した字だったのですね。
それで「つらなる、つづく、つなぐ」の意味となり、また「つく、ちかづく、まかす」の
意味にも用いるのですね。
さて今日の一枚は・・・
不自然な形に咲いていますが・・・
これは昨年の11月のはじめのお会式で買ったミニサイズの胡蝶蘭です。
買った当初の花は終わりましたが、なんと枝の途中から新しい枝が伸びて花が咲きました。
ありがたい胡蝶蘭です。
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