新*今日の漢字* 「率」
今日は一日中冷たい雨だそうです。
先日の暑さが嘘のようです。
では・・・
新*今日の漢字*
「率」 音読み ソツ リツ 訓読み ひき(いる)
画数 11画 部首 玄(げん)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 糸たばをしぼる形。
糸たばの上下に小さな横木を通し、これを拗(ね)じって水をしぼる形で、糸た
ばの左右に水滴が滴(したた)る形をそえる。
力を入れて強くしぼるので、「ひきいる」の意味となり、水をしぼり尽くすの
で、「ことごとく、みな、おおむね」の意味となる。
また、率順(服従すること)のように「したがう」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 糸たばをしぼる形。
糸たばの上下に小さな横木を通し、これを拗(ね)いて水をしぼる形で、糸たば
の左右に滴(したた)る水滴の形をそえる。
糸たばを拗じるのは麻糸などを作るときの作業であろう。
[説文]十三上 に「鳥を捕る畢(あみ)なり。絲罔(しまう(網))に象(かた
ど)る。上下は其の竿柄(かんぺい)なり」という。
すなわち鳥網(とりあみ)の形であるとするが、その義に用いた例はなく、字形
もまた鳥網とはみえない。
金文の字形によると、糸たばを拗戻(ようれい)している形で水をしぼる意。
旁(かたわ)らにみえるものは水滴である。
強くしぼることから率尽(ことごとく)の意となり、率従(したがう)の意とな
り、率領(ひきいる)の意となる。
金文では[大盂鼎(だいうてい)]に「率(ひき)ゐて酒に肆(なら)ひたればな
り」、[禹鼎(うてい)]に「南淮夷(なんわいい)・東夷を率(ひき)ゐる」
「公の戎車(じゅうしゃ)百乘~を率(ひき)ゐる」、[毛公鼎(もうこうてい)]
に「不廷方(ふていほう(まつろわぬもの))を率懷(そつくわい)す」、[師詢
(しじゅん)き(皀+殳)]に「乃(なんぢ)の友(友官)を率以(そつい)し
て、王の干吾(かんぎょ(扞敔(かんぎょ)))す」のように用いる。
束(たば)ねて引き締(し)める意があり、みな字の原義より引伸しうる用義で
ある。
軍征のときには、特に しゅつ(しんにょう+率)の字を用いることが多い。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「率」は「糸たばの上下に小さな横木を通し、これを拗じって水をしぼる形」でなおかつ
「糸たばの左右に水滴が滴る形」を添えていたのですね。
いわれてみれば、なるほど!と思う象形の字でしたね。
だから私にとって漢字はおもしろいと、再発見させてくれる漢字でした。
さて今日の一枚は・・・
イギリスのおみやげの一部です。
これにピーターラビットの小ぶりなトレイはわが家と息子、娘家族の家の3軒分。
そして孫たちにはかわいい羊の缶に入ったクッキーを一缶ずつ。
そして主人には日頃吸っているたばこ。
そうそう、はちみつももらってきました。
それから・・・
「選んでね!」といわれて選べなかったマフラーとエコバックを実家に置いてきました。
次回長女が選ばなかった方を頂いて帰ります。
イギリスでの貴重な一日を王室御用達のデパート「フォートナム・アンド・メイソン」で
お買い物に費やした姉にイギリス旅行3回目の余裕を感じました。
細腕一本で稼ぎあげた姉に、同じ姉妹でもすごく違う人生だな~と今更ながら感じました。
0コメント