新*今日の漢字* 「損」

朝のうちは曇り空でしたが、今はよく晴れています。

午前中は階段下の物置を1年ぶりぐらいに片づけました。

思い出深く、捨てづらいものばかりですが、毎年少しずつ処分しています。

では・・・

新*今日の漢字*

「損」 音読み  ソン   訓読み  そこ(なう ねる)

    画数  13画   部首  てへん

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 手と員(えん)とを組み合わせた形。

     員は円鼎(えんてい)の形。

     鼎(かなえ)はもと煮炊き用の三本脚の青銅器で、祭器として用いる。

     この円鼎の中に入れられている神への供え物を減損する(へらす)の意味であろ

     うと思われる。

     あるいは鼎そのものを毀損(きそん)する(こわす)の意味であるかもしれ

     ない。

     孔子の門人に閔損(びんそん)という名の者がおり、字(あざな)子騫(しけ

     ん)という。

     騫は蹇(けん)にして足が悪く歩行が不自由なことをいう。

     名と字とは意味の上で関連のあるものがつけられたから、名の損には毀損の意味

     があるはずである。

     損は鼎の脚を手でこわす、そこなうの意味であろう。

     「そこなう、いためる、へる、うしなう」の意味に用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 手と員(えん)とに従う。

     員は圓(円)の初文で、円鼎の形。

     この円鼎を減損する意であろうと思われる。

     [説文]十二上 に「減るなり」とし、員声とするが、声が異なる。

     円鼎の中の物を減損するのか、あるいは円鼎そのものを毀損(きそん)するのか

     なお明らかでないが、孔門の閔損(びんそん)は字(あざな)子騫(しけん)、

     騫は蹇にして足が悪くて歩行が不自由なことをいう。

     名字対待の義をとるから、閔損の損には毀損の意があろう。

     損はおそらく鼎足を損するいであろう。

     [論語、季氏(きし)]に「益者三樂(さんらく)、損者三樂」とあり、楽にもまた

     損益の道があることを述べている。

     損益はもと増減の意。

     [論語、為政(いせい)]「殷(いん)は夏(か)の禮に因る。損益する所しるべき

     なり」という。

     自己をおさえることを損己(そんき)、書を廃することを[荘子、山木]に「絶學

     損書」といい、年を若く偽っていうことを損年という。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「損」は「鼎の中の神へのお供え物を手で減らす」あるいは「鼎の脚を手でこわす」意味の

ようですね。

「そこなう、いためる、へる、うしなう」の意味に用いられるのですね。


     


さて今日の一枚は・・・


久々にお姉さん猫のモモが登場です。

最近のモモのお気に入りの場所はタンスの上です。

ここに上がるまでに、・・・

ポータブルミシンのケース→1mぐらいの本棚→タンスの上

と階段状に上るルートを作ってあります。

若く見えても、もうすぐ13歳、昔のようには飛べませんね。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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