新*今日の漢字* 「独」
今日は下の孫の遠足だそうで、お天気が気がかりでしたが・・・
ほぼ濡れることもなく、帰宅しました。
その後も幼稚園の延長の体操教室にも出かけ、ずいぶん体力がついたな~と思いました。
では・・・
新*今日の漢字*
「独」 音読み ドク 訓読み ひと(り)
画数 9画 部首 けものへん
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は獨に作り、音符は蜀(しょく)。
蜀に とく(韋+蜀(ゆみぶくろ))の音がある。
蜀は牡の獣の形で、虫(き)の部分はその性器の形。
牡の獣は群れを離れていることが多いので、獨は一匹の獣の意味から、人の移し
て「ひとり」の意味に用いる。
特・徒と通じて「ただ」ともよむ。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は獨に作り、声符は蜀(しょく)。
蜀に とく(韋+蜀)の声がある。
[説文]十上 に「犬、相得て鬥(たたか)ふなり」(段注本)とし、「羊を群れ
と爲(な)し、犬を獨と爲す」というが、犬もまた群集を性とするものである。
獨とは獣の匹偶をえないものをいう。
蜀は声符であるが、また牡獣をいう字であり、その匹偶をえたものを屬(属)と
いう。
・・・中略・・・
牡獣は群れていることが多いので一匹の獣を独という。
のち人の係属するものなきをいい、[孟子、梁恵王(りょうけいおう)、下]に「老
いて子無きを獨と曰ふ」とあり、孤独の意よりして獨行・独立、群れを離れて
行為するを独歩・独往という。
[礼記(らいき)、楽記(がくき)]に「獨り其の志を樂しむ」とあり、司馬光(し
ばこう)はその語をとって退隠後に造った園に独楽園と名づけた。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「独」のもとの字は「獨」と書き、「蜀」は牡の獣を表しているようですね。
「牡の獣は群れを離れていることが多い」ので「一匹の獣」を「独」というのですね。
のち人の上に及ぼして、独立・独歩などというようですね。
さて今日の一枚は・・・
ブラックベリーがだいぶ赤くなってふっくらしてきました。
でもブラックベリーですので・・・
黒くなるまで、まだまだ時間がかかります。
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