新*今日の漢字* 「任」
昨夜から雨が心配でしたが・・・
さほどでもなく、ほっと胸をなでおろしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「任」 音読み ニン 訓読み まか(せる す)
画数 6画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は壬(じん)。
壬は工具の形で、工の形であるが、中央が太くなっているので壬の字形となる。
この上で金属を打ちきたえて器物を作るためのたたき台であるから、強い力や
重さによく堪えることができる台である。
それで任は人が「たあえる、あたる、になう」の意味となる。
また委任(人にまかせる)のように、「まかせる」の意味に用いる。
「つとめ、しごと」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は壬(じん)。
壬は工具の形で、工の形のものであるが、中央が太くなっているので壬の字形と
なり、強くささえることを示す。
鍛冶(たんや)する台である。
[説文]八上 に「保つなり」(段注本)とするが、[国語、魯語(ろご)]に「重
き任(た)ふること能(あた)わず」とは、任載の意でその重量に任(た)える
ことをいう。
[礼記(らいき)、王制]に「輕き任は幷(あは)せ、重き任は分つ」とはその荷物
をいう。
[詩、大雅、生民(せいみん)]に「是れ任(じん)し、是れ負(ふ)す」とあり、
負は担ぐこと、任は載せること。
その負担に任えることを責任・任務という。
車の下でその輿(こし)をささえる木を任というのは転義。
他にまかせることより、委任・任命の意となる。
頼まれずとも買って出るのを任侠(にんきょう)、頼まれたら引かぬのを任達と
いうが、任とは本来自らに課するものである。
[論語、泰伯(たいはく)]に「任重くして道遠し」とあり、君子とは自ら道を任と
するものである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「任」に含まれる「壬」は「中央が太くなっている工具」でこの上で金属を鍛える、たたき
台を表しているのですね。
たたき台は重さによく堪えるので、それを人に移して「たあえる、あたる、になう」、「ま
かせる」の意味となり「つとめ、しごと」の意味にも用いるのですね。
さて今日の一枚は・・・
先日届いた完熟の南高梅1kgずつジップロックに入れるとLサイズにちょうどぴったりとな
ります。
これで梅干しができるのです。
今年は4kgつまり、4袋作りました。
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