新*今日の漢字* 「燃」
今日は朝から小雨模様です。
先日から観察しているアゲハの幼虫に変化が起きました。
では・・・
新*今日の漢字*
「燃」 音読み ネン 訓読み も(える やす す)
画数 16画 部首 灬(れんが れっか)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は然(ぜん)。
然に 撚(ねん(とる))・ねん(糸+然(もつれる))の音がある。
然は犠牲(いけにえ)として供えられた犬の肉(月は肉の省略形)を焼く形で、
燃のもとの字である。
然は「もえる」の意味であるが、しかれどもという接続詞などに用いられるよう
になって、然にさらに火を加えた形声の字の燃が「もえる、やく」の意味に用い
られた。
燃は漢代以後(紀元前二世紀以後)に使われた。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は然(ぜん)。
然声の字は、呉音では撚(ねん)の音でよむ。
然は犠牲として供えられた犬肉を焼く意で、燃の初文。
犬肉を燃く意より、接続詞などにも用いれれて用義が拡大され、然に火を加えた
燃が作られたのであろう。
[論衡(ろんこう)]に燃炭・燃炉の語がみえ、[三国志]に焦眉(しょうび)の急を
「燃眉の急」という。
[晋書(しんじょ)、温嶠(おんきょう)伝]に、温嶠が犀角(さいかく)を燃やし
て、牛渚磯(ぎゅうしょき)の水中の怪を照らし出したところ、その祟(たた
り)のために急死したことを載せている。
古くは然を用い、燃は漢(かん)・魏(ぎ)以後にみえる字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「燃」のもとの字は「然」だったようですね。
その「然」の字は「犠牲の犬の肉を焼く形」だったのですね。
のち「然」が「しかれども」の接続詞などにも使われるようになって火を加えて今の形に
なったようですね。
その字の形は漢代以後にみえるようですね。
さて今日の一枚は・・・
ケース越しに写したのでどこにがピントが合っているのか、微妙ですが・・・
どうやらさなぎになる準備が始まったようです。
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