新*今日の漢字* 「判」
今日はこの頃にしては珍しく明るい陽射しのある朝でした。
午前中は以前から気になっていた、お隣との境の斜面に生えている木を・・・
主人が5~6mぐらい木に登って切ってくれました。
私はといえば・・・
斜面の上からこっちの枝、あっちの枝と注文の多いおばさんでした。
感謝ですね。
では・・・
新*今日の漢字*
「判」 音読み ハン バン 訓読み ---
画数 7画 部首 リ(りっとう)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は半(はん)。
半は犠牲(いけにえ)の牛を二つに分ける形。
刀(リ(りっとう))を加えて二つに分けるの意味を示す。
「わかつ、わける、わかれる」の意味となり、天と地が分かれ出てきたこと、
開闢(かいびゃく)を剖判(ほうはん)という。
重要な契約は同じ契約事項を書いた紙を二枚に分けて証拠としてそれぞれが保持
する定めであった。
その両分する部分に割印(わりいん)を押捺(おうなつ)した契約書を判書とい
い、その判書によって契約上のことを審理し裁定するから、判断(ある物事に
ついての考えをきめること)・判定(判断して、どちらかに決めること)・判決
(裁判所が判断の根拠を示して有罪か無罪かを言い渡すこと。さばくこと)・
審判(しんぱん(事実をとりしばれて判断すること))、判明(はっきり明らか
になること)などのように、「さばく、あきらかにする」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は半(はん)。
半は牛牲を両分する形。
判は刀を加えて両分する意を示す。
[説文]四下 に「分かつなり」という。
もと両分する意で、天地の上下に分かれるを剖判(ほうはん)という。
のち両分して左証とすることより、契約を証する意となり、[周礼(しゅう
らい)、地官、媒氏(ばいし)]「萬民の判(はん)を掌る」とは、夫婦の約をな
すこと。
いまでいえば婚姻届である。
すべて重要な約定は、同版にそのことをしるし、それを両分して、それぞれ証と
して保持する定めであった。
その両分する部分に割印(わりいん)として印判を押捺(おうなつ)するので、
その文章を判書という。
花押(かおう)のようなかきはんを判押といい、印を用いるときには印判と
いう。
その文書によって契約上のことを審理裁定するものであるから、審判といい、
判決・判定という。
判断もまた同じ。
法令の備わらない時代においては、判決例が判定の基礎となるので、判決文や
判例集のことを判という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「判」はもともとは「犠牲の牛を刀で半分(両分)する」ことを表しているのですね。
のち「重要な契約は同じ契約事項を書いた紙を二枚に分けてその両分する部分に押捺して
契約書を判書」というのですね。
その文書によって審判し、判定・判決となるのですね。
「わかつ、わける、わかれる」「さばく、あきらかにする」の意味に用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
冬場に咲いていたガーデンシクラメンを柿畑のそばにおいていたら・・・
なんとキノコが生えていました。
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