新*今日の漢字* 「肥」
きょうも今にも泣きそうな空模様です。
この空模様のおかげで主人は2週連続して釣りに行けなくなりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「肥」 音読み ヒ 訓読み こ(える やす やし) こえ
画数 8画 部首 月
では常用字解で調べてみましょう。
会意 月((肉)にくづき)と卩(せつ)とを組み合わせた形。
卩は跪(ひざまず)く人の形であるから、肥は跪いて腿(もも)のあたりの肉が
豊かなことを示す。
それで「こえる、ふとる」の意味となり、こえることから、「ゆたか、さかん」
の意味となる。
肥沃(ひよく(土地がこえていること))のように、人以外のものが「こえる」
の意味にも用いる。
たらいで入浴する人の太腿(ふともも)ががゆたかなことを示す形が盈(えい
(みちる))である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 肉(月(にくづき))と卩(せつ)とに従う。
卩は人の跪坐(きざ)する形で、そのとき下体の肥肉が著しくあらわれることを
いう。
[説文]四下 に「多肉なり」とし、会意とする。
また「肉は過多なるべからず。故に卩(旧字体)の從ふ」として、肉を節する字
とするのは、肥の字義と合わない。
肥は盈満(えいまん)・宛転(えんてん)の盈・宛と同じく、坐(ざ)してその
下体の盈満なることを示す字である。
[国語、呉語(ごご)]に「肥胡(ひこ)を建つ」とは、幡(はた)に大きな胡
(こ)、そえ帛(ぎれ)のある形である。
肥肉・肥満の意より、食肉の肥美、土地の肥饒(ひじょう)の意に用いる。
[左伝、桓(かん)六年]「肥腯(ひとん)」の[服虔(ふくけん)注]に「牛羊を肥
と曰ひ、豕(ぶた)を腯と曰ふとみえ、肉の少ないものを臞(く)という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「肥」は「跪いたときに腿のあたりの肉がゆたかであること」を表していたのですね。
「こえる、ふとる」の意味から「ゆたか、さかん」の意味になり、「肥沃など」人以外にも
使われるのですね。
体の大きな私には耳が痛い漢字です。
午後からは特定健康診断の結果による動機づけ支援の一環の管理栄養士さんの指導が
あります。
要は痩せなさいということです。
さて今日の一枚は・・・
柿畑の隅っこの方に赤紫の色が見えて・・・なんだろう?と思ったら・・・
ボタンクサギの花が咲き始めていました。
私が若かった頃、姑が姪っ子からもらって植えた物の名残です。
草を傷つけると、独特の匂いがあります。
ということで、漢字で書くと「牡丹臭木」となるそうです。
ちなみに私は「クサキボタン」と覚えていました。
もう少しすると、3個あるような淡いピンクの花が紫陽花のように咲き誇ります。
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