新*今日の漢字* 「複」
今日は朝から外孫を預かりました。
午後からは上の孫のお友達も加わって家の中は大騒ぎでした。
では・・・
新*今日の漢字*
「複」 音読み フク 訓読み ---
画数 14画 部首 ころもへん
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は ふく(复の一番上が亠)。
ふく(复の一番上が亠)は容量をはかる量器を逆(さか)さまにした形で、再度
の意味がある。
[説文(せつもん)]八上 に「重ねた衣なり」とあり、「あわせ(裏地のついた
衣服)」をいう。
また、「褚衣(ちょい)なり」とあって、「わたいれ(中に綿(わた)を家れた
冬の衣服)」をいう。
衣服に限らずすべて二重にしたものを複といい、「あわせる、かさねる、二重」
の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は ふく(复の一番上が亠)。
ふく(复の一番上が亠)は量器を反覆(うちかえす)形で、重複の意がある。
[説文]八上 に「重ね衣なり」(段注本)とあり、あわせをいう。
また「一に曰く、褚衣(ちょい)なり」とする。
褚衣は綿入れ。
衣服に限らずすべて二重のものをいい、上下二重の廻廊(かいろう)を複道、
二重の壁を複辟という。
後漢(ごかん)の党錮(とうこ)のとき、趙岐(ちょうき)は知人の家の複壁中
に身を匿(かく)して、難を免れた。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「複」に含まれる「ふく(复の一番上が亠」は「容量をはかる量器を逆さまにした形」で
「再度・重複」の意味があるのですね。
そして「ころもへん」をつけて「衣服を示し、あわせ(重ね衣)や綿入れの衣」を表して
いたようですね。
おそらくのちに、衣に限らず二重の物を「複」というようになったようですね。
さて今日の一枚は・・・
ご近所の農家の直売所で採れたてのトウモロコシ・かぼちゃ・モロヘイヤ・紫の玉ねぎそし
てスイスチャードという葉物野菜を買ってきました。
とれたてのトウモロコシは甘くておいしいです。
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