新*今日の漢字* 「編」
内孫たちは明日から夏休みだそうで、給食もなく早めの帰宅になるようです。
主人は卓球へ出かけました。
では・・・
新*今日の漢字*
「編」 音読み ヘン 訓読み あ(む)
画数 15画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は(糸+扁)に作り、音符は扁(へん)
扁は片開きの編み戸の形。
[説文]十三上 に「かん(簡の日→月)を次するなり」とあって、竹簡・木簡(文
字を書いた細長い竹や木の札)を順次に綴(と)じてゆくこと、一片ずつ編んで
ゆくことをいう。
竹簡・木簡は古くは韋(なめしがわ)の紐(ひも)で綴(つづ)った。
「あむ、とじる、つらねる、ふみ、書物」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は(糸+扁)に作り、扁(へん)声。
[説文]十三上 に「かん(簡の日→月)を次するなり」とあり、木簡・竹簡を編次
して綴(つづ)ることをいう。
冊字条二下に「其の札の一長一短、中に二編有るの形に象る」とあるが、漢(か
ん)簡はその札長短みな同じく、二か所を太い糸で横に編んでいる。
古くは韋(なめしがわ)で編んでいたらしく、孔子が晩年に[易(えき)]を好んで
愛読し[史記、孔子世家]に「韋編(ゐへん)三たび絶ゆ」と伝えられている。
戸籍もその形式で作られており、戸籍簿に組み入れることを編戸、その民を編戸
の民という。
・・・以下略(編修・編年・編入・編髪・編鐘等の説明)
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「編」は「木簡・竹簡を順次綴じてゆく」ことを表していたのですね。
なぜ、本を作ることを編集というのか思っていたのですが・・・
古い時代の書物は今でいえば、巻きずしを作るときに使う「すだれ」のような形だったので
すね。
確かに、糸で編んでいますね。
さて今日の一枚は・・・
庭のムラサキシキブです、右から「つぼみ」「花」「実」です。
今年は気候が合ったのか、きれいに並んでいます。
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