新*今日の漢字* 「弁」
今日は10時から甥っ子の事務所のお手伝いです。
途中12時から14時はお休みですが、最終16時までの予定です。
ではその前に・・・
新*今日の漢字*
「弁」 音読み ベン 訓読み ---
画数 5画 部首 廾(にじゅうあし、こまぬき)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は辨に作り、音符は辡(べん)。
辡は、もし誓約にそむくときは入れ墨の刑罰を受けますという意味で、辛(入れ
墨をするときに使う針の形)を二つ並べた形で、裁判にあたって原告と被告が
誓約して争うことをいう。
リ(りっとう(刀))はものを二つに分けるときに使う。
原告。被告双方の主張を分明(ぶんめい)して(はっきりさせて)訴訟を「さば
く」ことを辨という。
「さばく」のほかに「わける、しらべる、あきらかにする」などの意味に用い
る。
辨・瓣(べん)・辯(べん)の常用漢字として弁を使うが、弁(かんむり)は
かんむりの形で、辨・瓣・辯とは別の字である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は辨に作り、辡(べん)声。
辡は二人並んで誓約することを示す字で、原告と被告に分かれて相争う意が
ある。
刀は物を両分するのに使う。
いま弁の字を用いる。
[説文]四下 に「判(旧字(わか))つなり」とあり、原告と被告の主張を区別
し、分明にして訴訟をさばく意。
ゆえに判別・分離・弁治(べんち)・弁正・考弁などの意に用いる。
弁はもと弁冠の意。
いま辨・瓣(べん)・辯(べん)の常用漢字として用いるが、四字を一体にする
ことは、無理な話である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
今「弁」の字として使っているのはもとは「辨」という字だったのですね。
「辨」は「二人並んで誓約した原告と被告の主張を分け明らかにして訴訟をさばく」こと
を表しているのですね。
「弁」はほかにも「瓣(べん)・辯(べん)」の常用漢字として用いられていますが、
「弁」は本来「弁冠(かんむり)」の形だったのですね。
ちなみに「瓣」は瓜の中の実の相並ぶことをいい、「美しい歯並びや花弁」の意に用いる
また「辯」は獄訴にあたって自己詛盟(じこそめい(神に立誓する))を行うことをいう字
だそうです。
さて今日の一枚は・・・
セイジのつぼみを見つけました。
一緒に植えてあったローズマリーは元気がありませんが・・・
セイジの方は年々勢力を広がています、ただしプランターの中ですが・・・
0コメント