新*今日の漢字* 「墓」

今日から正式に夏休みです。

主人とママさんと内孫二人はラジオ体操へ行ってきました。

朝食後でしょうか、孫たちは2階から下りてきてポケモンなどをみながら遊んでいましたが、

ママさんと一緒に買い物へ出かけました。

午後、私は義姉を病院へ送り、下の孫は東京の大学病院まで歯科のかみ合わせの診察へいきます。

では・・・

新*今日の漢字*

「墓」 音読み  ボ    訓読み  はか

    画数  13画    部首 土

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 もとの字は(草かんむりの中央が離れている)に作り、音符は莫(ぼ)。

     莫に夕暮れ、暗黒の意味がある。

     [説文]十三下 に「丘墓(はか)」の意味とする。

     墓地には低湿地を避け、丘のようなところを選んだ。

     殷(いん)代の図象(氏族の記号)に図版のように大きな亞(地下の墓室の平面

     図)の中に莫と犬とを書き入れたものがある。

     莫は幽暗の意味、犬は犬を犠牲(いけにえ)として祓い清めるという意味であろ

     う。

     墓は殷代の王の墓のように、古くは地下深くに作り、のち盛り土をして墳丘を

     築くようになった。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 旧字は(草かんむりの中央が離れている)に作り、声符は莫(ぼ)。

     莫に夕暮れ、暗黒の意がある。

     [説文]十三下 に「丘なり」とあるのは丘墓の意。

     [段注]に、墓の規模の意、塋(えい)に経営の意があるとするのは附会にすぎず、

     また[釈名(しゃくみょう)、釈喪制]や[周礼(しゅうらい)、春官、墓大夫、

     鄭玄(じょうげん)注]には思慕の意とする説、[急就篇(きゅうしゅうへん)、

     四、顔師古(がんしこ)注]には昏暮説があるが、死を暗黒の世界とする通念から

     いえば、昏暮説がよい。

     金文の図象のうちに、亞字形中に犬と莫の形を加えているものがあり、亜(亞)

     は墓室の平面形、犬は犬牲、莫は暮で、幽暗の意であろう。

     墓は古くは地下に作られ、封土(ほうど)を盛ることはない。

     [書、武成(ぶせい)]に「箕子(きし)の囚を釋(ゆる)し、比干(ひかん)の

     墓を封(ほう)ず」というのは、おそらく事実ではあるまい。

     墓門には墓表を立て、墓碑・墓誌をしるし、石に刻して残されている。

     それは史伝の資料として、また書法のうえにも、碑学として重要な資料とされて

     いる。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「墓」に含まれる「莫」に「夕暮れ、暗黒」の意味があるのですね。

[説文]のころから「はか」の意味に使われているのですね。



さて今日の一枚は・・・


近所の生け垣の下にツユクサとイヌタデの花が咲いていました。

子どもの頃によく見かけた野草です。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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