新*今日の漢字* 「綿」
今日も今日とて暑いです。
でも、暑いのは苦手ではなく汗もよくかくので・・・
減量できたらな~などと変な考えを起こしています。
転んでも、暑くてもただでは起きないおばさん根性です。
では・・・
新*今日の漢字*
「綿」 音読み メン 訓読み わた
画数 14画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は緜(めん)に作り、帛(はく)と系とを組み合わせた形。
系は糸すじ、帛はきぬでるから、きぬわたをいう。
[説文(せつもん)]十二下 に「聯(つら)ぬること微妙(わづ)かなり」と
あり、綿花を紡(つむ)いで連ねて糸となる「わた」をいう。
古くは絹を用いた「きぬわた」で、綿花はのち南方から移入されたものである。
綿々(長く続くこと)のように、「つらなる、つづく」の意味にも用いる。
木と帛とを組み合わせた棉(めん)はわた、きわたをいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 正字は緜(めん)に作り、帛(はく)と系とに従う。
[説文]十二下 に「聯(つら)ぬること微(わづ)かなり。系に從ひ、帛に從ふ」
という。
聯緜(れんめん)は連なること。
双声・畳韻の字を聯緜字という。
緜邈(めんばく)ははるかに遠いこと、綿密は行きとどくこと。
いま多く綿の字を用いる。
綿はきぬわた、棉(めん)はきわた。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「綿」はもとは今でいう「絹のわた」だったようですね。
南方から綿花が入って来ていつの頃からか、木綿(きわた、もめん)が使われるようになっ
たようですね。
子どもの頃、群馬出身の母が布団を作るときに布団生地に接するところに小さなハンカチぐ
らいの群馬の家の自家製の「真綿(まわた)」といわれるものを広げて綿(わた)を覆いま
した。(蚕のまゆで作られたもので、広げるときにキッキッと絹の擦れる音が聞こえまし
た。)
もしかすると、あの「真綿(まわた)」が古い時代の「綿」だったのかもしれませんね。
あっ!今更ですが、「まわた」って真(まこと)の綿と書くのですね。
真実は文字の中に残っているのかもしれませんね。
さて今日の一枚は・・・
アゲハの幼虫を育ててくれた金柑の花が咲きました。
アリさんでしょうか、友情出演してくれたようです。
0コメント