新*今日の漢字* 「容」
今朝もすでに家の中の気温が30度を超えました。
では・・・
新*今日の漢字*
「容」 音読み ヨウ 訓読み ---
画数 10画 部首 宀
では常用字解で調べてみましょう。
会意 宀(べん)と谷(よう)とを組み合わせた形。
宀は祖先を祭る廟(みたまや)の屋根の形。
谷は渓谷の谷(こく)とは異なり、俗・浴・欲の字に含まれる谷(よう)で
ある。
谷は口(さい(神への祈りの文である祝詞を入れる器の形))の上に神気の現れ
ることをいう。
廟の中に口(さい)を供えて祈り、その口(さい)の上にかすかに現れた神の姿
を容といい、「すがた、かたち、ようす」の意味となる。
また容疑(罪を犯した疑いのあること)、容受・受容(受け入れること)、容許
・許容(ゆるすこと)、容認(許して認めること)のように、「いれる、ゆる
す」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 宀(べん)と谷(よう)とに従う。
宀は廟屋(びょうおく)の屋根の形。
谷は容・欲に従うところで、渓谷の谷(こく)とは異なる。
谷は祝禱(しゅくとう)を収める器の形である口(さい)の上に、その祝禱に対
して神気の彷彿としてあらわれる意で、容とは口(さい)を供えて祈り、廟中に
かすかにあらわれた神容をいう。
その神容のあらわれることを願うのを欲という。
[説文]七下 に「盛んなるなり。宀と谷に從ふ」とし、古文として公に従う字を
あげているが、公は公廷の平面形であるから、谷と全く意象の異なる字である。
容・欲・浴は一系の字。
みな神容に接することを示す意象のもので、山谷の谷(たに)とは関係がない。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「容」に含まれる「谷」は同じ形ですが、「よう」と「こく」があるようですね。
「こく」は山谷・渓谷の「こく」。
「よう」は「口(さい)の上に神気の現れた」ことを表していたのですね。
そして「宀」は「祖先を祭る廟の屋根」ですので・・・
「廟の中で口(さい)を供えて祈りそれにこたえてかすかに神気が現れた」ことを表して
いるのですね。
さて今日の一枚は・・・
トイレの小さな窓辺を占領する観葉植物です。
もう4~5年ここにいると思います。
トイレのオアシスと思ったのですが・・・
その葉や芽はすべて窓の方を向いており、観葉裏植物かもしれませんね。
明日は植木鉢をクルッとまわして写したものをアップします。
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