新*今日の漢字* 「域」
今日は外孫を預かる日ですが・・・
主人が寝起きから体調不要で、寝ています。
困ったものです。
では・・・
新*今日の漢字*
「域」 音読み イキ 訓読み ---
画数 11画 部首 土
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は或(わく)。
或に閾(いき(しきい))・いき(木+或(木の名))の音がある。
或は囗(い(都市をとりかこむ城壁))を戈(ほこ)をとって守の意味で、その
守護する一定の地域をいう。
或にさらに外周の囗を加えると國(こく(国のもとの字))となる。
古くは或を國(国)の字として使うことがあった。
城壁で囲まれた都市の支配する範囲を域といい、「ちいき、くいき、かぎる、
くぎる」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は或(わく)。
或は域の初文。
[説文]十二下 に「或は邦(くに)なり。囗(ゐ)に從ひ、戈(くわ)に從ひ、
以て一を守る。一は地なり」とし、域を或体(あるたい)の字とする。
或は防備された城邑(じょうゆう)。
囗(い)は都市をかこむ城壁の形、それに戈(ほこ)をを加えて武装して守る意
を示す。
域とはその領域をいう。
或の外がわにさらに囗を加えたものは國(国)である。
或・域・國は一系の字。
[老子、第二十五章]に「域中に四大有り。而して王は其の一に居る」とあり、域は
天下の意にまで拡大されているが、もとは領域、塋域(えいいき(墓域))のよ
うに、限定されている特定の地をいう。
[詩、唐風(とうふう)、葛生(かっせい)]「蘞(かがみぐさ)、域に蔓(はび
こ)れり」は墓域の意。
[商頌(しょうしょう)、玄鳥(げんちょう)]の「彼(か)の四方を正域す」は、
領有の意の動詞である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「域」に含まれる「或」は「囗(い(都市をとりかこむ城壁))を戈(ほこ)をとって守
る」という意味のようですね。
この「或」をさらに「囗」で囲むと「國(国)」の字となるのですね。
そして「或」に土を加えた「域」は「城壁で囲まれた都市の支配する範囲」を表しているの
ですね。
さて今日の一枚は・・・
昨日午後に私と目が合って・・・
予防接種に連れていかれたフクです。
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