新*今日の漢字* 「革」
台風の余波も無くなり・・・
関東地方は暑い1日になるそうです、あれ?これも余波でしょうか?
では・・・
新*今日の漢字*
「革」 音読み カク 訓読み かわ
画数 9画 部首 革(かくのかわ・つくりかわ)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 獣の革(かわ)の形。
頭から手足までの全体の皮をひらいてなめした形である。
皮は獣の皮を手(又(ゆう))で剥ぎ取る形で、あわせて皮革という。
皮をなめし(毛・脂肪(しぼう)を取り去って柔らかくする)、仕上げた形が革
で、「かわ」の意味となる。
生(なま)の皮とすっかり異なるものとなるので、革は「あらたまる、あらため
る」の意味となり、改革(改めより良いものにすること)という。
さらに一般の改革のことに及ぼして、革命(王朝が代わること。国家や社会の
組織を急激に変えること)のように使う。
韋(い(なめしがわ))は皮をなめすとき、気に懸けて乾かす形であるので、
合わせて韋革(なめしがわ)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 獣の革(かわ)をひらいた形。
皮革をいう。
[説文]三下 に「獣皮なり。其の毛を治去して、之(これ)を革更(かくかう)
するなり」と革治・変革の義とする。
獣屍(じゅうし)の暴(さら)されているものを皋(こう(皐))といい、暴
(ばく)といい、その斁解(とかい)するものを睪(えき)という。
その頭部を去った形はいずれも革の形に近い。
革をなめしたものを韋(い)といい、韋皮という。
韋皮の韋は皮を重ねて括った形である。
[呂氏春秋(ろししゅんじゅう)、執一]に「天地陰陽、革(あらた)めずして
成る」とは、革は自然の推移の状態でなく、これを革治(かくち)し、変革を
加えることをいう。
[易(えき)、革卦(かくか)彖伝(たんでん)]に「湯・武、命を革む」とはいわ
ゆる革命である。
皮革のことは軍事の需要拡大に伴って重要な産業となり、その富力によって政治
に発言するものを生じたが、春秋期の斉(せい)の鮑叔(ほうしゅく)などは
その例であろう。
鮑の初文は(上下に陶+革)、ほう(上下に陶+革)は皮をなめす意の字であろ
う。
[詩、小雅、斯干(しかん)]「鳥の斯(こ)れ革(と)ぶが如し」は、
かく(革+羽)の仮借(かしゃ)である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「革」は獣から「剥ぎ取った皮を頭から手足までの全体をひらいてなめした形」だったので
すね。
この「なめす」作業で生の皮とはすっかり違う物になるので「あらためる、あらたまる」の
意味にもなるのですね。
この改革を一般のことにも及ぼして、「革命(王朝が代わること。国家や社会の組織を急激
に変えること)」のように使われるのですね。
さて今日の一枚は・・・
粘膜下口蓋裂の影響で発音が上手にできない下の孫が・・・
何かを伝えたがっていたのですが・・・
私に伝わらず、「しかたないな~」という顔をして描いた絵です。
とあるゲームに登場する「イカとタコ」と言っていたようです。
ちなみに上の孫はイカ派、下の孫はタコ派のようです。
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