新*今日の漢字* 「警」
昨日下の孫と遊んでいて疲れたので寝転がって対応していたのですが・・・
「ばぁば!」改めて声をかけられて起き上がろうとしたら・・・
かなり大きめにクラッ!とめまいがしました。
その後も少しめまいがするので、今日はおとなしく様子を見ようと思います。
では・・・
新*今日の漢字*
「警」 音読み ケイ 訓読み ---
画数 19画 部首 言
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は(警の上部敬の草かんむりの中央の横画無し)に作り、音符は敬。
敬は犠牲(いけにえ)とした羌人(きょうじん(チベット系の異民族))を跪か
せ、前に口(さい(神への祈りの文である祝詞を入れる器))を置き、羌人を
殴(う)って何ごとかを祈る呪儀(じゅぎ)で、「いましめる」がもとの意味で
ある。
言葉を発していましめることを警という。
また「つつしむ、そなえる」の意味にも使う。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は敬(けい)。
[説文]三上 に「戒むるなり」とし、敬の亦声(えきせい)とする。
敬は祝禱(しゅくとう)して神に祈るもの けい(敬の左側の草かんむりの
中央の横画が無い)を殴(う)つ形で、敬(つつし)み戒める意。
したがって敬は警の初文であるが、敬が敬愛・尊敬の意に用いられるに至って、
警戒の意の警が作られた。
[周礼(しゅうらい)、天官、宰夫(さいふ)]「正歳には則ち灋(はふ(法))
を以て群吏を警戒す」、[左伝、宣十二年]「今、天、或いは將(まさ)に大いに
晉(しん)を警めんとす」のように、本来は箴憼(しんけい)、いましめる意で
ある。
金文に憼戒(けいかい)の語があり、字はまた儆(けい)二も作り、警は最も
後起の字である。
警察・警邏(けいら)のように主として治安に関する語に用い、敬・儆のような
内面的な意味が稀薄となるが、なお警世・警抜・警慧(けいけい)のような語義
もある。
警策(きょうさく)はもと馬策をうつ意であるが、文章の警抜なるものに用い、
陸機(りくき)の[文の賦]に「片言を立てて以て要に居(お)く。乃(すなは)ち
一篇の警策なり」という。
わが国の平安期にも子の語が喜ばれ、[源氏物語、花宴(はなのえん)]に「ふみ
どもきやうざくに」とみえている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「警」のもとの字は「敬」でもとは「いましめる」という意味だったようですね。
そして「警」は「言葉を発していましめる」ことのようですね。
一連の敬・儆・憼・警の字の中で、敬が「敬愛・尊敬」などの意味に使われるようになって
のちに「警」の字ができたようですね。
さて今日の一枚は・・・
近くの川のフェンスで咲いている花です。
けなげにたくましく咲くこの花が好きなのですが・・・
今調べたら・・・
「マルバルコウソウ」?漢字で書くと「丸葉縷紅草」だそうで、江戸時代末に観賞用として
渡来し、野生化したようです。
国立環境研究所の「進入生物データベース」にも掲載されていました。
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