新＊今日の漢字＊　「権」

今日は外孫を預かりました。

洗濯物が干してあるというので、いつもより早く帰宅しました。

明日も娘が仕事なので昼頃から預かり・・・

内孫の下の孫の授業参観を頼まれたので、下の孫を連れて授業参観へ行きます。

はてさて、どうなりますか・・・

では・・・

新＊今日の漢字＊

「権」　音読み　　ケン　ゴン　　　訓読み　ーーー

　　　　画数　　15画　　　部首　木

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　もとの字は權に作り、音符は雚（かん）。

　　　　　雚は鸛（かん（こうのとり））で、神聖な鳥とされ、鳥占いに使用された。

　　　　　それで、権は「はかる、かりに、臨機に」の意味となる。

　　　　　臨機応変（その場その場の状況に応じて対処すること）の意味から強行する意味

　　　　　となり、権力（他人を強制し服従させる力）、権勢（権力と威勢）の意味となっ

　　　　　たものと思われる。

　　　　　「はかり、おもり」の意味にも用いる。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　旧字は權に作り、雚（かん）声。

　　　　　[説文]六上　に「黃華木なり」と木の名とするが、どのような木であるのか知られ

　　　　　ない。

　　　　　字はほとんど権量あるいは権要の意に用いる。

　　　　　権量のときは重さを権（はか）るもので、おもりを権という。

　　　　　権は重量によってとりかえるものであるから、臨機応変の意となり、[論語、子罕

　　　　　（しかん）]「與（とも）に立つべきも、いまだ與に權（はか）るべからず」、

　　　　　[公羊伝（くようでん）、桓十一年]「權とは何ぞ。權なる者は經に反し、然る後に

　　　　　善有る者なり」、[孟子、尽心（じんしん）、上]「中（ちゅう）を執（とる）るも

　　　　　權（はか）ること無くば、猶（なほ）一を執るがごときなり」のようにいう。

　　　　　権は権量の字で標準・準的の意があり、それより権威・権勢・権貴、また権謀・

　　　　　権数の意ともなる。

　　　　　[詩、秦風（しんぷう）、権輿（けんよ）]の「于嗟乎（ああ）權輿（けんよ）を

　　　　　承けず」はもののはじめの意。

　　　　　度量や車輿を作る次第から生まれた語とされるが、[代戴礼（だいたいれい）、

　　　　　誥志（こうし）]に「百草權輿す」と動詞に用いる例があり、その本字は灌渝（か

　　　　　んゆ）、草の萌芽（ほうが）することをいう語の仮借字（かしゃじ）である。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「権」はもとは「權」と書かれていたのですね。

そして「權」に含まれる「雚」は「こうのとり」で鳥占いに使われていた鳥だったようです

ね。

それで「はかる、かりに、臨機に」の意味となり、「臨機応変」の意味から「強行」する

意味となり、「権力・権勢」の意味になるのですね。

また、「はかり、おもり」の意味にも使われるのですね。

さて今日の一枚は・・・

ホウセンカの実？も大きくなりました。

昨年、実？は1個ぐらいしかならず、その貴重な1個の実の中に有った5粒の種から・・・

4本が育ちました。

よく実らせて、弾ける姿も見たいですが・・・

種も欲しい、悩ましところです。