新*今日の漢字* 「呼」
暑さが戻ってきました。
今、常用字解と字統の解説をすべて打ち込んだのですが・・・
なんと、タイトル以外はすべて消えてしまいました。
ショックです。
では気を取り直して・・・
新*今日の漢字*
「呼」 音読み コ 訓読み よ(ぶ)
画数 8画 部首 口
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は乎(こ)。
乎が呼のもとの字であった。
乎は小さい板に遊板(紐(ひも)でつないだ板)や鈴をつけて振って鳴らす
鳴子板(なるこいた)の形で、人を呼ぶときや鳥を追うときに使用した。
もとは神を呼ぶときに使った。
それで乎は「よぶ、さけぶ」の意味となる。
乎が助詞の「や、を、に」に用いられるようになったので、別に呼の字が作られ
て「よぶ」の意味に使われ、さらに「息をはく、はく」の意味にも使われた。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は乎(こ)。
乎が呼の初文。
乎は鳴子板の形で、盤上に遊舌を結び、柄で振って鳴らす。
もと神をよぶのに用いた。
[説文]二上 に「息を外(は)くなり」とし、[段注]にこれを呼招の意に用いる
のは誤りであるとしているが、金文では呼招の字にみな乎を用いる。
もと神を呼ぶ意から、のち王が臣下に使令する意となった。
呼は声義においてすべて乎と同じく、乎がのち助詞や介詞に用いられるようにな
って、その呼招の意を示す呼が作られて、乎・呼の二字が分用されるに至ったも
ので、もとは一字である。
[荘子、刻意(こくい)]「吹呴(すいく)呼吸し、故を吐き新を納(い)る」、
また[礼記(らいき)、曲礼(きょくらい)、上]「城上には呼ばず」など、呼吸や
号呼の意はのちに生まれた用義である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「呼」のもとの字は「乎」だったのですね。
「乎」はいわゆる鳴子板の形で、もとは神様を呼ぶときに使われたのですね。
そして「乎」が助詞の「や、を、に」に使われるようになって、「呼」の字が作られたよう
ですね。
さらに「呼吸」などの使われ方はその後に使われるようになったのですね。
さて今日の一枚は・・・
実は今日は私の誕生日でして・・・
金曜日に娘からもらって食べてしまいましたが・・・
お誕生日気分で写真をアップしました。
めでたい年でもありませんが、次の誕生日までまた頑張っていきたいと思います。
0コメント