新＊今日の漢字＊　「裁」

今日はいつものように外孫を預かり、病み上がりの下の孫も３～4時間預かりました。

孫たちは楽し気に、遊んだりしていました。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「裁」　音読み　　サイ　　　　訓読み　た（つ）　さば（く）

　　　　画数　　12画　　　　部首　　衣

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　音符は𢦏（さい）。

　　　　　𢦏は戈（ほこ）が作られたとき、その刀の上に才（神聖な標（しるし））をつけ

　　　　　る形で、ものを祓（はら）い清め、ことを始めるという意味がある。

　　　　　はじめて布を裁（た）つ（衣服を作るために布を切りそろえる）ことを裁と

　　　　　いう。

　　　　　裁ち合わせて衣服とするので、裁制（作ること）・裁察（物事を処理すること）

　　　　　のように、「きりもりする、さばく、きめる」の意味があり、裁決（さばいて申

　　　　　し渡すこと）・裁断（事柄のよしあしをはっきりと決めること）のように用い

　　　　　る。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　声符は𢦏（さい）。

　　　　　𢦏にことをはじめる意がある。

　　　　　[説文]八上　に「衣を制（つく）るなり」とあり、製の字義にあたる。

　　　　　初四下　に「裁衣の始めなり」とあり、裁にもはじめて布帛（ふはく）を裁

　　　　　（た）ついがあって、そのことを裁察・裁制・裁成という。

　　　　　これを他に及ぼして裁判・裁決・裁断といい、その慎重な態度を裁慎という。

　　　　　金文の[師（し）き（左上下　臼＋言　右　犬）き（皀＋殳）]に「内外を董（と

　　　　　う）さい（裁の衣→巾）せよ」とあり、裁を（裁の衣→巾）に作る。

　　　　　同じく布帛を裁截（さいせつ）する意の字である。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「裁」に含まれる「𢦏」は「戈が作られたとき、その刀の上に才（神聖なしるし）をつける

形」で祓い清め、ことを始めるという意味があるのですね。

そして、服を作るためにはじめて布を切ることを裁というのですね。

さて今日の一枚は・・・

今朝の5時32分の朝焼けです。

昔の人は「朝焼けは雨が降る」と言ったそうですが・・・

雨は降ってきませんでしたが、曇り空が広がっています。