新*今日の漢字* 「策」
今日から学校へ行く予定だった、下の孫は昨夜も体調を崩し・・・
今日もお休みとなりました。
病院にお迎え後ちょっと離れたホームセンターへの買い物を頼まれたので・・・
その前にできるかな?・・・
やっぱり無理でした・・・
新*今日の漢字*
「策」 音読み サク 訓読み ---
画数 11画 部首 竹
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は朿(し)。
朿は先の尖(とが)った長い木。
[説文(せつもん)]五上 に「馬の箠(むち)なり」とあって、「馬に策(むち
う)つ」のように使う。
馬のむちを杖(つえ)つくことを杖策(じょうさく)という。
文字をしるす札(ふだ)である竹簡・木簡のことを簡策という。
策は文字を書きしるすものであるから、計略をしるすことを策謀・策略(はかり
ごとをめぐらすこと。はかりごと)という。
この「ふだ、文書」という意味のときの策のもとの字は冊(さく(綴じ札。木
簡を綴じた形の字))で、策命(王・皇帝が下す命令書は)は、古くは冊命(さ
くめい)といった。
「むち、つえ、ふだ、はかりごと」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は朿(し)。
朿は先のとがった長い木。
「説文」五上 に「馬の箠(むち)なり」という。
[論語、雍也(ようや)]「其の馬に策(むちう)つ」、[左伝、哀(あい)十一年]
「矢を抽(ぬ)きて、其の馬を策つ」とあり、動詞にも用いる。
文字をしるす簡策の策は冊が本字。
冊(さく)はもと柵(さく)の初文で、犠牲を入れる牢閑(ろうかん)の象。
金文にいう冊命(さくめい)・作冊(さくさく)は、文献にいう策命・作策で
ある。
のち簡策の意となり、策謀・策略のように用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「策」は古い時代は「むち」や「むちうつ」の意味に用いられていたようですね。
そして今のように「ふだ、文書」からつながる「策謀・策略」の「策」は古い時代には
「冊」が使われていたのですね。
さて今日の一枚は・・・
近所の川の護岸の上に咲くヒガンバナです。
彼岸の終わりごろから咲き始めました。
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