新*今日の漢字* 「冊」
今日は国民健康保険の動機づけ支援の診察の最終日です。
なんか漢字ばかり並んで、難しそうですが・・・
結局「体重が重いので、将来、健康保険をたくさん使用しそうなので、費用は健康保険で
負担するので、痩せなさい」ということだそうです。
病院の指導で痩せるなら・・・ということで・・・
「あわよくば、痩せてみようかな?」とその話に乗ることにしました。
結果・・・8Kgぐらい痩せました・・・病院恐るべし・・・
では・・・
新*今日の漢字*
「冊」 音読み サツ サク 訓読み ---
画数 5画 部首 冂(どうがまえ)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 木を打ちこんだ柵(さく)の形。
冊は柵(さく(さく))のもとの字である。
古い字形では木に長短があり、それを横に連ねて編み、扉の形となっている。
両扉の形にしるす形もある。
金文の図象に、両冊の間に獣をかくものもあって、犠牲(いけにえ)の牛や羊を
つなぐ牢閑(ろうかん(檻(おり)))の扉であることが知られる。
のちこの扉の形を書冊(書物)の意味に用いるのは、竹簡・木簡(文字を書いた
薄く細長い竹や木の札)を編んだ形がこれに似ているからである。
今は「ふみ、書物、書物を数える単位」の意味に使う。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 木をならべて打ちこんだ柵(さく)の形。
柵の初文。
古くは柵(さく)の音でよみ、策の意に用いた。
金文の図象に両冊の形の間に牲獸の形をかくものがあり、冊が牲獸を入れる牢閑
(ろうかん)の扉の形を示すものであることが知られる。
卜辞に、犠牲を祓(はら)う予備儀礼を さく(上下に冊+曰)といい、さく
(上下に冊+曰)はおそらく犠牲のことを祝詞(のりと)として奏するいであ
ろう。
それで祝詞をも冊(さく)といい、作冊(さくさく)・冊命(さくめい)は策
(さく)の音でよまれる。
[書、金縢(きんとう)]「史、乃(すなは)ち册(さく)しゅく(示+兄)す」も
なおその意であり、詔によって后妃・諸侯を立てることをも冊立(さくりつ)と
いう。
冊告(さくこく)してその礼を行うからである。
[説文]二下 に「符命(ふめい(天命のしるし))なり。諸侯進んで王より受く
るものなり。其の札、一長一短、中に二編有るを象(かたど)る」とするものは
いわゆる編簡(へんかん)の形で、さきの冊と同じでない。
また木簡・竹簡を編んだ形のものに、一長一短の制なく、一長一短の形をなすも
のは柵の形。
編簡には書冊の軽重によって、長短の別があり、[易緯(えきい)]によると、[易]
[詩][書]の経は二尺四寸、[孝経]は一尺二寸、[論語]は八寸、字数は一寸一字の割合
である。
劉向(りゅうきょう)の校書のとき、[古文尚書(こぶんしょうしょ)]は一簡二十
五字、乃至(ないし)二十二字であったというが、いわゆる錯簡はその綴(と)
じ誤りであるから、おおむねその字数を前後しており、[論語、尭曰(ぎょうえ
つ)]の錯簡十六字は、八字簡二片であろう。
書冊においては大小を併せて編することなく、[説文]にいうような「其の札、一長
一短」ということはありえず、その一長一短なるものは柵の形で、牢閑の扉で
ある。
冊はその形から出て祝詞の意となり、作冊・冊命のように用いられ、のち書冊
(しょさつ)の形と誤られて、編冊の字となったものと思われる。
字義の推移とともに、字形解釈も声義も推移した字の例となしえよう。
これを「符命」と解するのは、後漢(ごかん)に符命のことが流行したからの
ことで、この字の原義ではない。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「冊」はもともとは「柵」の形だったのですね。
そしてこの「柵」は「木に長短があり、それを横に連ねて編み、扉の形」となっていたよう
ですね。
のちにこの扉の形が書冊となったのは「木簡・竹簡の形が子扉の形に似ていた」からのよう
ですね。
今は「ふみ、書物、書物を数える単位」の意味に用いられるんですね。
さて今日の一枚は・・・
昨年のガーデンシクラメンの花がやっと?咲きました。
そうそう、動機づけ支援で痩せる人は約2割だそうです。
2割に入って良かった!
褒められて終了しました。
ただし、今後も努力するようにだそうです。
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