新＊今日の漢字＊　「捨」

今日は川崎市の学校はお休みだそうで・・・

孫たちはお友達家族と屋内のプレイスポットへ遊びに行きました。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「捨」　音読み　　シャ　　　　訓読み　　す（てる）

　　　　画数　　11画　　　　部首　　 扌 （て・てへん）

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　もとの字は（扌＋舍）に作り、音符は舍（しゃ）

　　　　　舍は口（さい（神への祈りに文である祝詞を入れる器の形））を把手（とって）

　　　　　のついた長い針（舎の上部（ひとやね）＋干）で上から突き刺し、祈りの働きを

　　　　　傷つけ、祈りの効果を捨てさせることをいう。

　　　　　捨はそれに手を加えて、その行為を示す形声の字とした。

　　　　　のちすべて「すてる」の意味に用い、「おく、ゆるす」の意味にも用いる。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　声符は舎（舍）。

　　　　　舎は祝禱（しゅくとう）を収める器を針で突き刺し、その祈りの呪能（じゅの

　　　　　う）を害する意である。

　　　　　[説文]十二上　に「釋（と）くなり」と、声義の誓いじをもって訓するが、釋

　　　　　（釈）は獣屍（じゅうし）の獣爪（じゅうそう（釆（べん）））で引き裂く意で

　　　　　あり、祝禱の呪能を害する舎とは、形義の遠い字である。

　　　　　舎を行為の上に移した字が捨。

　　　　　捨施・捨心・捨身など、仏教では好んでこの語を用いる。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「捨」に含まれる「舎」は「神への祈りの文である祝詞を入れる器を針で刺しその祈りの効

果を害する」ことを表した字だったのですね。

それに「扌 （手）」を付けて、その行為を示す字が「捨」なのですね。

さて今日の一枚は・・・

台風の最中も庭の片隅で耐え忍んだガーデンシクラメンです。

つる植物のアイビーが増えすぎて、アイビーの花のようですね。