新*今日の漢字* 「樹」

先日までの暑さは嘘のように寒い日が続いています。

このお天気の中、主人は「雨か・・」とつぶやきながらゴルフへ出かけました。

午後は義兄の病院で脳梗塞のお話があるというので・・・

兄嫁さんに代わり、義姉と二人で先生のお話を聞いてきます。

では・・・

新*今日の漢字*

「樹」 音読み  ジュ   訓読み ---

    画数  16画    部首  木

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は尌 (じゅ)。

     尌 は壴(こ(鼓))を手(寸)でうつ形で、農耕儀礼に関する字である。

     嘉(か(よい))は、力(りょく(耜の形))に口(さい(神への祈りの文で

     ある祝詞を入れる器))を加え、耜を祓(はら)い清める儀礼をいうが、これに

     鼓(壴)の音を加えて秋の虫害を祓い、穀物の増収を祈る農耕儀礼をいう。

     尌の音を打ち鳴らし樹林(立ち木)の生育の力を促すことを示す。

     樹は「き、たちき」の意味から、樹芸(草木を植えること)の意味となり、さら

     にすべてのものを樹立する(物事をしっかりと立てる、定める)ことをいう。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は尌(じゅ)。

     [説文]六上 に「木の生植するものの總名なり」(段注本)とあり、樹木をいう。

     重文として籀文(ちゅうぶん)の尌をあげる。

     尌を樹の初文とするものである。

     卜文に、壴(鼓)と耒耜(らいし(すき))の象に従うものがあり、農耕儀礼に

     関する字で、鼓を撃って邪気を祓(はら)うことを意味する。

     樹芸(植える)の意より、すべてのものを樹立すること、転じて善を樹(た)

     つ、徳を樹つ、功を樹つのように、他にも及ぼしている。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「樹」に含まれる「尌」は「壴(鼓)を手で打つ農耕儀礼」を表していたのですね。

それに「木」を加えた「樹」は「樹林の生育の力を促す」ことを表しているのですね。

そして、「樹芸」の「植える」意味となり、さらにすべてのものを樹立(物事をしっかりと

立てる、定める)する意味となるのですね。


さて今日の一枚は・・・


小雨の降る中、写真がなかったので、カメラを持って外へ出ました。

みかんが少し色づいていました。

昨年の台風で大きく揺さぶられたので、大きな枝を何本か切ったので実の数は少ないですが

今年も切った枝のおかげでしっかりと自立して実ってくれました。

ありがたいことです。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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