新*今日の漢字* 「将」

今日は外孫が七五三で神社にお参りに行きます。

三歳は昔、「髪置きの義」と言って三歳までは男女とも髪を剃っていたのをやめて

伸ばし始めるときの儀式だったそうです。

きっと、乳児から幼児へとかわることなのかもしれません。

では・・・

新*今日の漢字*

「将」 音読み  ショウ    訓読み  ---

    画数  10画    部首  寸

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 もとの字は將に作り、爿(しょう)と肉(右上の夕に一画多い形)と寸とを組み

     合わせた形。

     爿は脚のついた几(き(机))の形。

     その上に肉を手(寸)で供え、神に奨(すす)める形が將である。

     軍の出征にあたって、肉を供えて戦勝祈願の祭りをし、その供えた祭肉(𠂤

     (し)の形で、脤肉(しんにく)という)を携えて出征したので、軍の指揮者を

     師という。

     将とはその肉を供えて祭りをし、祭肉を携えて軍をひきいる人、将軍をいう。

     爿は殷王の王子出身者の家である親王家(しんのうけ)の家柄を示す図象として

     用いられ(図は打ち出せませんでした)形のうちにみえる。

     將・壯(壮)はその親王家の身分を示すものと思われる。

     親王家の者が将軍になったのであろう。

     将は肉を将(すす)めて祭り、将軍として軍を将(ひき)い、将(おこな)い、

     行動をはじめることをいう。

     「ひきいる、おこなう」の意味に用い、また「まさに」の意味にも用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 旧字は將に作り、爿(しょう)と肉(夕に一画多い形)と寸とに従う。

     爿は几(き(机))の形。

     その上に肉を手(寸)でおいて奨(すす)め、神に供えることをいう。

     軍の行動のとき、将師はその祭肉である𠂤(し(肉の形))を携えて行動したの

     で、その指揮者をまた師といい、帥という。

     [説文]三下 に将を「帥(ひき)ゐるなり」と訓し、醤(しょう)の省声とする

     が、将とは祭肉を供えて祭る人をいう。

     金文の図象に(図は打ち出せませんでした)形のものがあり、小子・小臣など、

     親王家に相当する関係の器銘にこの図象が用いられる。

     また銘文の内容に、重要な軍征や祭事に関するものが多く、将軍家は、この図象

     をもつ王族の中から出たのであろう。

     図象の上部は爿(しょう)の形で几、その下に手を一上一下するものは王子、

     これを翼戴(よくたい)するものは、王子の子、すなわち公孫とよばれる身分の

     ものであろう。

     軍政の第一線に立つものはこの後続にあたるもので、図象はおそらく爿(しょ

     う)の音でよまれたと思われる。

     その出征のとき祖に祭り、軍社に祭って出行するが、その祭肉を奨める形が将で

     ある。

     将は訓義の多い字で、字書に列するものは五十数義にも及ぶが、将帥の字が原

     義、他はすべてその引伸義、もしくは仮借(かしゃ)である。

     将に従う字に しょう(上下に 將+鼎)があり、肉を烹(に)る鼎(かなえ)

     をいう。

     その将の字形は、将の寸の部分を刀に作り、肉を鼎中(ていちゅう)に切りこむ

     形である。

     将享(しょうきょう)の将は、おそらく しょう(上下に 將+鼎)がその初文

     であろう。

     壯(壮)の声義もまた、将と関連するところがある。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「将」はもと「將」と書き、「爿」と「肉」と「寸」の形で、「脚のついた机に手(寸)

で肉を置く形」だったのですね。

これは出征ときのそのようなことをする人を将軍というのですね。

「ひきいる、おこなう」の意味に用い、また「まさに」の意味にも用いるのですね。



さて今日の一枚は・・・


外孫が七五三で近所の白幡八幡大神にお参りに行きました。

祭壇の前に神妙?に座っています。

このあと、前の壇上に子どもだけ上がり・・・・

座って二礼二拍手一礼を神主さんから教わりながらきちんとして・・・

大きくなったな~と感心していたら・・・

そのうち正座から立膝になっていましたが、何とか無事に終了しました。

まだまだ、もうすぐ三才居ただけでえらいかな~。


ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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