新*今日の漢字* 「傷」
日頃家に引きこもっている方が多い私にしては、外出の多い連休でした。
まず、金曜日は国立博物館へ行き・・・
土曜日は甥っ子の新築祝いに千葉まで行き・・・
その後近所のお寺のお会式に参加。
日曜日は車の修理にダイハツのイベント参加込みで出かけ・・・
クレーンゲームはヘタ過ぎて営業マンに取ってもらい・・・
月曜日は外孫の七五三。
あと・・・今月は・・・16日から17日に研修会で京都へ行きます。
今日はホッとした日常の日でしたが・・・
頂き物の釣ってきたアジがあったので、主人が釣ってきたものと一緒に・・・
アジフライにしました。
義兄の家と娘の家に持っていくかな?と思い、大き目を4枚ずつまとめて冷蔵庫へ・・・
そんなこんなで、お昼を過ぎてしまいました。
では・・・
新*今日の漢字*
「傷」 音読み ショウ 訓読み きず いた(む める)
画数 13画 部首 亻(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は しょう(傷の右側)。
しょう(傷の右側)は昜(よう(陽。陽光))の上を覆(おお)う形。
昜は玉(ぎょく(日))を台の上に乗せ、玉の光が下方に放射する形。
昜は霊力を持つ玉によって人の精気を盛んにし、ゆたかにする魂振(たまふ)り
の呪儀(じゅぎ)を示す。
これを上から覆い、その呪儀を妨げることを しょう(傷の右側)といい、人の
精気が衰え、そこなわれることをいう。
しょう(傷の右側)お人に及ぼして、人の妨げられること、そこなわれることを
傷という。
[説文]八上 に「創(きず)なり」と槍(やり)によるきずとするが、傷は体の
「きず」だけでなく、心の「きず」、心が「きずつく」の意味ともなる。
「心がいたむ、いたむ、かなしむ」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は しょう(傷の右側)。
しょう(傷の右側)は昜(陽)の上を覆(おお)う形。
昜は台上に玉をおき、その玉光が下方に放射することを示す字で、玉の霊威に
よる魂振(たまふ)りの呪儀をいう。
それを覆うのは、魂振りの呪効を妨げようとするもので、その魂を傷つける行為
であった。
[説文]八上 に「創(きず)なり」と槍傷(そうしょう)の意とし、字を しょう
(矢+昜)の省声とするが、しょう(矢+昜)は しょう(傷の右側)の声義に
よって作られた字である。
もと昜の気を覆うことから、しょう(傷の右側)に従う字の声義が生まれるので
ある。
傷はおそらく死喪の儀礼のとき、その魂振りの効が得られないことを嘆く字で、
傷魂・傷神・傷逝を原義とし、それよりすべて悲傷のことに及んだものであろ
う。
また敗傷のことよりして傷害の意となったもので、人を譖(しん)することをも
傷という。
「陽を覆う」ことが生命への危機をもたらすので、傷の意をもちうるのである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「傷」に含まれる「しょう(傷の右側)」は「魂振りの呪儀の昜を上から覆い妨げる」こと
を表しているのですね。
体の傷だけでなく、心の「きず」や心が「きずつく」の意味もあり、「心がいたむ、いた
む、かなしむ」の意味に用いるのですね。
さて今日の一枚は・・・
日付が後先になりましたが、11月2日に行われた、近所のお寺のお会式の様子です。
奥にみえる明かりの灯っているものが万灯(なんどう)で・・・
動いていてよく見えませんが・・・
法被(はっぴ)姿の人が振り回しているのは纏(まとい)です。
数人集まると競い合うようにします。
今回は私のいる間に、5台ぐらいの万灯が集まりました。
手持ちの太鼓(右下前に写っている物)と笛などで調子を取り、纏の乱舞をはやし立てます。
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