新*今日の漢字* 「城」
今日は外孫を預かっています。
ただ今、お昼寝中です。
では・・・
新*今日の漢字*
「城」 音読み ジョウ 訓読み しろ
画数 9画 部首 土
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は成(せい)。
もとの字は じょう(後ほど写真で)に作り、かく(こちらも写真で)は城郭
(城壁)の平面形で、その南北の部分に望楼(ものみやぐら)のある形。
成は戈(ほこ)に飾りをつけてお祓(はら)いをするの意味であるから、城は
祓い清められた城壁、城壁の内の「しろ」をいう。
また「しろきずく、きずく」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は成(せい)。
成に戍守(じゅしゅ)の意がある。
[説文]十三下 に「以て民を盛(い)るるなり」とし、成を盛れるの義に解
する。
[釈名(しゃくみょう)、釈宮室]にも「盛なり」と音義説をもって解するが、戍守
の意である。
籀文(ちゅうぶん)の字形は金文と同じく かく に従い、城墉(じょうよ
う)の象。
金文の[ひゆう(厂+上に馬+下に馬馬)羌鐘(きょうしょう)]に至って
城の字形にる。
国人はすべて城邑の中に居り、武装してその城邑を戍(まも)る字が
國(国)である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「城」は金文に至って今の「城」につながる字になったようですね。
それまでは写真のような字が使われていたのですね。
「祓い清められた城壁、城壁の内」また「しろきずく、きずく」の意味のようですね。
さて今日の一枚は・・・
右側下の方に打ち出せなかった「じょう」「かく」の字があります。
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