新*今日の漢字* 「蒸」
静かな午前中になりました。
午後に下の孫は洗足の病院へ行くそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「蒸」 音読み ジョウ 訓読み む(す れる らす)
画数 13画 部首 艹(草かんむり)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は烝(じょう)。
[説文]一下 に、麻の幹の部分を解きほぐして作った、燭(ともしび)や炬火
(きょか(たいまつ))に用いる「おがら」であるという。
麻の皮をはいだあとの茎(くき)で、俗に麻骨棓(まこつほう)という。
薪蒸(しんじょう(薪(たきぎ)と柴(しば)))のように連ねていうことが
ある。
「おがら」の意味から展開して、「むす、むしあつい、おおい」の意味となっ
た。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は烝(じょう)。
[説文]一下 に「析(き)きたる麻中の幹なり」(段注本)とあり、燭(しょく)
や炬火(きょか(たいまつ))に用いるおがらをいう。
麻の皮の部分を去り、その中茎を用いるもので、俗に麻骨棓(まこつほう)と
いう。
[周礼(しゅうらい)、天官、甸師(でんし)][管子、軽重、甲]に薪蒸としてみえ
るもので、より合わせて縄状(なわじょう)にして用いることもある。
字は雲蒸(雲がわきおこる)、蒸民(多くの民)、蒸祭(祭名)の意に用い、
また烝と通用する。
本義は麻のおがら、他は通用の義である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「蒸」はもともとは「麻のおがら」のことだったのですね。
「おがら」の意味から「むす、むしあつい、おおい」となるようですね。
「おがら」といえば、お盆に使う「おがら」しか知りませんが、おそらくあれですよね。
さて今日の一枚は・・・
久々ですね、今朝6時02分の空模様です。
肉眼ではもう少し赤みがかった色合いでした。
右側にみえるこんもりした木々もあと1~2年で建売の住宅になるようです。
それまで、もう少し、借景を楽しませてもらおうと思います。
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