新*今日の漢字* 「針」
今日も朝から下の孫が遊びに来て・・・
数日前に作ったノートに頁を足して、授業?をしていきました。
今は食事をしに2階へ戻りました。
では・・・
新*今日の漢字*
「針」 音読み シン 訓読み はり
画数 10画 部首 金
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は鍼(しん)に作り、音符は咸(かん)。
咸に箴(しん(はり))の音がある。
針は十に従うが、十は(縦棒(針の形))の中ほどに、糸を通す小さな穴を示す
肥点(●)を加えた形が、のち十の字となった。
[説文(せつもん)]十四上 に「縫(ぬ)ふ所以(ゆゑん(手段))なり」とあっ
て、「ぬいばり」の意味である。
釣り針は曲がっているので鉤(こう(かぎ、はり))という。
鍼(しん)・箴(しん)は治療用のはりであるが、治療することから、「いまし
める、いましめ」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 正字は鍼(しん)に作り、咸(かん)声。
咸に箴(しん)の声がある。
針は十に従うが、(縦棒(針の形))に肥点を加えた形で、辛(はり)字の下半
部の針の部分と同じ。
[説文]十四上 に「縫(ぬ)ふ所以(ゆゑん)なり」とし、また竹部五上の箴(し
ん)に「衣を綴(ぬ)ふ箴(はり)なり」という。
いま針を縫い針、箴を箴を箴戒、鍼を鍼灸(しんきゅう)の字とする。
鍼はその三義を兼ねて、鍼縷(しんる)・鍼縫(しんぽう)の義があり、鍼灸・
鍼砭(しんへん(いしばりで治療する))の義があり、鍼砭はまた箴戒の意に
用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「針」のもとの字は「鍼」だったのですね。
今でも「鍼灸院」の看板の字で見たことがあるかもしれませんね。
「針」なのに「十」が付くのはどうしてなんだろう?という疑問がありましたが、
もとは縦棒に肥点(●)を付けていたものが変化して十となったのですね。
「ぬいばり」また治療することから「いましめる、いましめ」の意味があるのですね。
さて今日の一枚は・・・
わが家のささやかな紅葉です。
ブルーベリーの葉が赤くなってきました。
花と実と紅葉の楽しめるありがたい植物です。
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