新*今日の漢字* 「仁」
今日も朝から下の孫が遊びに来ました。
11時少し前に2回へ戻って行きました。
昨日、幼馴染から連絡先が知りたいと同窓会の幹事を通して連絡がありました。
新しいメアドに一発で送信できたことがないので心配でしたが、何とか届いたようです。
そうでした、今日は新しい天皇のお祝いのパレードが行われます。
では・・・
新*今日の漢字*
「仁」 音読み ジン ニ 訓読み ---
画数 4画 部首 亻
では常用字解で調べてみましょう。
会意 人と二とを組み合わせた形。
[説文(せつもん)]八上 に「親しむなり」と、二人相親しむの意味とする。
古い字形は人の腰の下に小さく二の形を加える。
二はおそらく衽席(じんせき(しきもの))の形であろう。
仁は人が敷物の上に座る形で、暖か、なごむの意味となり、のち「いつくし
む、めぐむ」の意味となった。
敷物が暖かいという意味の仁が、儒教の徳目の一つとして次第に抽象化して、
高度の観念に達するのである。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 人と二とに従う。
[説文]八上 に「親しむなり」と親愛の義とする。
儒家が人の最高の徳とするもので、[孟子、尽心(じんしん)、上]に「仁は人な
り」、また[礼記(らいき)、表記]や[中庸]にも同じ語があり、仁と人とは声義相
同じとする。
二人相人偶然(じんぐう)する意とみるものであるが、金文や古陶文の字形は人
の後ろの下に二小点を加えるもので、二人相偶するかたちとはみえず、二はしき
ものの衽席(じんせき)の象であろう。
[尸子(しし)]に「木食の人は、多く仁を爲すものなり」とあるのは、五行説に
おいて木・仁が春に配当されているからである。
仁は任で任載(のせる)。
仁・任の声近く、[儀礼(ぎらい)、士昏礼(しこんれい)]「衽(じん(しきも
の))を奥(あう)に御(すす)む」の[鄭玄注]に「衽は臥席なり」という。
卜文の𠂤(し)や、金文の奠(てん)字の下に一・二の横画を加えることがあ
り、それは奠置するとこの敷物の形である。
これを人に施したものが仁で、衽の意。
衽席の安舒(あんじょ)であることから、引伸して和親・慈愛の義を生じたもの
であると思われる。
徳目に関する字は、正が征服、義が犠牲、道が道路の修祓(しゅうふつ)、徳が
遹省(いつせい)巡察を原義とする字から、それぞれ次第に高度の価値概念に
転じていったように、仁も、衽席が温暖であるという初義から、慈愛・和親の意
となり、ついに孔子学派によってさらに最高の徳目にまで高められていったもの
であろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「仁」の古い字形は「人の腰の下に小さく二の形を加える形」で「敷物」を表していたよう
ですね。
「敷物が暖かい」の意味から、儒教の最高の徳目として、高められていったようですね。
さて今日の一枚は・・・
昨年のガーデンシクラメンです。
葉だけは立派に育ちました。
葉の根もとを見てみたら・・・つぼみらしき茎も見えましたが・・・
さて咲くところまでいきますかどうか、楽しみに見守りたいと思います。
書き始めから、長い中断が入りこの時間となりました。
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