新*今日の漢字* 「専」

 今日もみんなが出かけ・・・

窓辺のソファーの背もたれの上で心地よさそうに末っ子猫のいちごが昼寝?をしています。

昨日は午後に大切な用事があったので、心が落ち着きませんでしたが・・・

今日からはいつものペースで行ければと思います。

では・・・

新*今日の漢字*

「専」 音読み   セン    訓読み  もっぱ(ら)

    画数   9画    部首  寸

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 もとの字は專に作り、叀(けい)と寸とを組み合わせた形。

     叀(けい)は上部を括(くく)った嚢(ふくろ)の形で、袋の中に物を

     入れ、手(寸)で搏(う)って固めること專といい、「まるめる、うつ」の意味

     となる。

     嚢の中の物をうち固めてまるい形にし、それをさらに外から包んだ形が團

     (団)、うちかためたものを手で丸めることを摶(たん(まるめる))、固めた

     土を焼いて瓦のようにしたものを塼(せん(かわら))という。

     嚢の中の物をひたすらうち固めることから、「もっぱら、もっぱらにする」の

     意味となったのであろう。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 旧字は專に作り、叀(せん)と寸とに従う。

     叀は嚢(ふくろ)の上部を括(くく)った形。

     専は嚢の中に入れたものを、手(寸)で摶(う)ち固める意である。

     [説文]三下 に「六寸の簿なり」とあって、メモ用の手版の意とし、また「一に曰

     く、專は紡專なり」という。

     それは瓦塼(がせん)で糸をつむぐ円錐形の器であり、紡塼の意とするもので

     ある。

     字の構造からいえば、嚢の中に入れたものをうち固める意の摶(たん)の初文で

     あり、そのうち固めたものを包んだ形は團(団)、土を固めて焼いたものを塼

     (せん)という。

     專・摶・塼・團は一系相承ける字である。

     紡專の字は塼。

     また「えん(怨の心無し)専(せん)」という。

     宛転(えんてん)の意がある。

     專はいま旧字を略して専に作るが、その字は專に非ず、尃(はく)に非ず、形義

     を誤るのみならず、甚だ字の統貫を失うている。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

白川先生ご不満の字のようですね。

まず「專」は「嚢の中に入れたものをうち固める意」です。

また「尃(はく)」は調べましたところ「根を包んだ若木を手に持つ意」だそうです。

確かに、意味合いが違ってきますね。

この二種類が漢字普及を目指して簡略化されたときに同じ形の字にされてしまったのです

ね。

そして「専」は嚢の中の物をひたすらうち固めることから「もっぱら、もっぱらにする」の

意味になったようですね。

  


さて今日の一枚は・・・


先日の京都旅行の最初のお出迎えは富士山でした。

「本日はきれいな富士山がみえております」と車内アナウンスがありました。

新幹線の窓越しの富士山です。

この一枚を撮るのに・・・5回ぐらいシャッターを押しました。

そのほとんどは・・・すれ違う新幹線だったり、近くの建物の画像だったり・・・

写せてよかったです。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000