新*今日の漢字* 「泉」
今朝は6時45分ぐらいに下の孫が大きな猫のぬいぐるみを抱えてやって来ました。
名前は「みのんちゃん」というそうです。
「今日は学校へ行くからんだかね」と言っても・・・
昨日遊び損ねたプラレールで遊びたいらしく・・・
寝ているじいじの横を「シー!」と口の前に人差し指をたてて通過して・・・
プラレールの箱をリビングに持って行って欲しいと要求しました。
少し広げたところで、時間となり、2階へと上がって行きました。
今日は四時間授業だそうで、帰ってきたら、たくさん遊べると思います。
では・・・
新*今日の漢字*
「泉」 音読み セン 訓読み いずみ
画数 9画 部首 水
では常用字解で調べてみましょう。
象形 崖(がけ)の下から流れ落ちる水の形。
[説文(せつもん)]十一下 に「水原なり。水の流出して川を成す形に象(かた
ど)る」とあり、「源泉(いずみ)、わきみず」をいう。
原は泉に厂(かん(崖の形))を加える形で、源(みなもと)という字である。
銭(せん)と音が通じるので、王莽(おうもう)の時(一世紀)に銭貨を貨泉と
いい、貨泉の字を分けて「白水(泉)眞人(貨を眞と人の形に分ける)」といっ
た。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 崖(がけ)の下から水の流れ落ちる形。
[説文]十一下 に「水原なり。水の流出して川を成す形に象(かたど)る」と
いう。
[爾雅(じが)、釈水]に、濫泉(らんせん)は湧き水、沃泉(よくせん)は落ち
水、氿泉(きせん)は穴から出る水とするが、泉の卜文の字形は岩の間から流れ
おちる水の形で、原がその全体象形の字である。
のち王莽(おうもう)が貨銭の字に用いて貨泉といい、「白水(泉)眞人(貨
を真と人の形に分ける)」と称したことが、[後漢書(ごかんじょ)、光武(こう
ぶ)帝紀論]にみえる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「泉」は「崖の下から水の流れ落ちる形」だったのですね。
なんと「原(源)」が「崖から水の流れ落ちる形」で、泉の全体の象形だったのですね。
私たちは「原」といえば「平原・原っぱ」を想像しますね。
実は今は同じ「原」の字を使っていますが、「平原」の「原」は本当は違う字(今日の一枚
で表示)で、狩猟を行うところの意味だったようです。
さて今日の一枚は・・・
こちらが平原の「原」のもとになった字だそうです。
こう見ると、篆文の時代には「原」と両方使われていたのでしょうか?
どう考えても、「原」の字の方が簡単に書けそうですね。
理由はわかりませんが、凡人はそう考えますね。
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