新*今日の漢字* 「洗」
今日は娘が仕事なので、外孫を預かっています。
今日は早起きだったようで、昼食後しばらく遊んで、お昼寝中です。
ではその隙に・・・
新*今日の漢字*
「洗」 音読み セン 訓読み あら(う)
画数 9画 部首 氵(さんずい)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は先(せん)。
先は止(足あとの形。古い字形は之(し)と同じ)と人(儿(じん))とを組み
合わせた形で、行くの意味がある。
その先に水滴を加えている形が甲骨文字にみえる。
甲骨文字には舟(水盤の形)に止を加えて歬(ぜん)の形に作る字があり、盤中
の水で足を洗う意味の会意の字であった。
洗は、「足をあらう、あらう」の意味に用いる。
古い時代には旅から帰ると、まず足を洗い清め、他の地で付着した穢(けが)れ
を祓(はら)う風俗があり、唐代の杜甫(とほ)の詩[彭衙行(ほうがこう)]に、
「湯を煖(あたた)めて我が足を濯(あら)ふ」の句がある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は先(せん)。
先に足のさきの意があり、洗は足を洗う意。
[説文]十一上 に「足を洒(あら)ふなり」とあり、卜文に先の字の上に水滴を
加えている形とし、ときに下に鼎盤(ていばん)の形を加えた形もある。
盤中の水をもって洗う意。
古代には旅するとき先行の儀礼があり、終わるとその足を清めた。
後世にも旅が終わると足を洗い清め、他の地で付着した穢(けが)れを祓(は
ら)う族があり、杜甫(とほ)の詩[彭衙行(ほうがこう)]に「湯を煖(あたた)
めて我が足を濯(あら)ひ 紙を剪(き)りて我が魂を招く」という魂振(たま
ふ)り儀礼を歌うている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「洗」に含まれる「先」は「足あとの形と人(儿)の形」を組み合わせたもので、「行く」
の意味があるのですね。
それに「氵(さんずい)」を付けた「洗」は「足をあらう、あらう」の意味があるのです
ね。
古い時代には旅から帰るとまず足を洗い清める習慣があったのですね。
これは足の「よごれ」を落とすだけでなく、「けがれ」を落としていたのですね。
さて今日の一枚は・・・
京都旅行の続きです。
富士山の次に私を迎えてくれたのは・・・
ホテルのそばの大好きな東寺さん五重塔との堀のそばでアオサギでした。
秋の特別公開で五重塔の内部や宝物館も見学できました。
ありがたいお出迎えの先駆けだったかも・・・
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