新*今日の漢字* 「操」
久々に晴れた日となりました。
お日様が出るだけで、こんなに心地よいのですね、お日様最高!
では・・・
新*今日の漢字*
「操」 音読み ソウ 訓読み みさお あやつ(る)
画数 16画 部首 扌(てへん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は喿(そう)。
喿は多くの口(さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器)を木に
つけ、神に捧(ささ)げて祈ることをいう。
そのさわがしく祈りたてる声を噪(そう(さわぐ))といい、さわぎたてて神に
祈ることを譟(そう(さわぐ))という。
またあせって祈ることを懆(そう(うれえる))という。
多くの口(さい)をつけた木を手にかたく持ち、あやつって願いごとが実現する
ように一心に祈ることから「とる、もつ、あやつる」のいみとなり「みさお(意
志をかたく守って変えないこと)」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は喿(そう)。
喿は多くの祝禱(しゅくとう)を収める器(口(さい))を木の枝につけて祈る
意。
操は[説文]十二上 に「把持するなり」とあり、もと多くの口(さい)をつけた木
を手に操(と)って神に祈る意の字であろう。
[詩、鄭風(ていふう)、遵大路(じゅんたいろ)]に「大路に遵(したが)って、
子(し)の袂(たもと)を摻執(さんしつ)す」とあり、[正義]に摻を「奉ずるな
り」と訓する。
摻はいまの[説文]にその字がなく、[正義]に[説文]を引いて「斂(をさ)むるなり」
としているが、もと操の異文のようである。
魏(ぎ)の曹操の名を避けて、当時操の字を摻に改めたことが多かった。
[漢書(かんじょ)、張湯(ちょうとう)伝]に「賢操」の語があり、[顔師古(がん
しこ)注]に「執持する所の志行を謂ふなり」とみえ、節操の意となる。
[風俗通、声音]に、怨恨失意にして、なお礼儀を守る意を託した琴曲を操と名づけ
ることがみえる。
いわゆる[琴操]で、韓愈(かんゆ)にその古曲に擬した楽府(がくふ)[拘幽操
(こうゆうそう)]の作がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「操」は「多くの口(さい)を木につけて捧げて祈る」ことを表した字だったのですね。
どうやら「喿」のつく字はその祈りに関する字が多いようですね。
さて今日の一枚は・・・
カマキリ騒動の続きです。
写真を撮る私に気づいた末っ子猫のいちごがバルコニーに出てきました。
実はこのいちごは物心ついてから外に出たことがありません。
ということで・・・
「なにこれ?!」状態です。
続きは明日。
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