新*今日の漢字* 「忠」

今日は外孫を預かりました。

下の孫は昨日の風邪が治らないのか、学校を休みました。

では・・・

新*今日の漢字*

「忠」 音読み  チュウ    訓読み  ---

    画数   8画    部首  心

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は中(ちゅう)。

     [説文(せつもん)]十下 に「敬(つつし)むなり」とあり、心を尽くすの意味と

     する。

     甲骨文字の中は旗竿(はたざお)の上部と下部に吹き流しをつけた中軍の旗の形

     である。

     心を尽くすとは心を支配するという意味をも含むとみてよい。

     「心を尽くす、まごころ、まこと、ただしい、つつしむ」などの意味に用いる。

     「論語」には忠信(まごころを尽くすこと)・忠恕(ちゅうじょ(まことと、

      思いやり。自分の良心に忠実であることと、他人に対して思いやりの深いこ

      と))などの語はあるが、忠君(主君のためにつくすこと)という語はなく、

      君のためにつくすというのはのちに生まれた意味である。

      戦国時代(紀元前四世紀~前三世紀)の義士の出現によって、忠義(主君や

      国家のためにつくすこと)という観念が成立したとみられる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は中(ちゅう)。

     [説文]十下 に「敬(つつし)むなり」とあり、心を尽くすことをいう。

     [論語]に敬忠・忠信・忠恕(ちゅうじょ)また[左伝][国語]にみえる忠もみな心を

     尽くす意で、[逸周書(いつしゅうしょ)諡法解(しほうかい)]「身を危うくし

     て上に奉ずるを忠と曰ふ」という忠君の意は、後起の義。

     [孟子]の君臣観は契約関係的なもので、臣は道によって進退を決するものとして

     いる。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「忠」は[論語]では「敬忠・忠信・忠恕」があが「忠君」の義は後に起こったもののようです

ね。

「心を尽くす、まごころ、まこと、ただしい、つつしむ」などの意味に用いられる

のですね。



さて今日の一枚は・・・


昨日の朝の空とあまり変わりがありませんが、雲一つない朝の空です。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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