新*今日の漢字* 「討」
昨日、体調不良で会社を休んでいた息子が夕方になってインフルエンザA型と判明。
我が家ではクリスマスやお正月前にインフルの嵐が吹くのか心配です。
では・・・
新*今日の漢字*
「討」 音読み トウ 訓読み う(つ)
画数 10画 部首 言
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は寸(すん)。
寸はおそらくもと丑(ちゅう)の形であろう。
丑は手の指先に力を入れて曲げ、ものを固く握る形で、紐(ちゅう)はひもを
いう。
[孟子(もうし)、告子、下]に「天子は討ちて伐(う)たず」とあり、討は天誅
(ちゅう(うつ))の意味である。
[礼記(らいき)、王制]に「そむ(畔の旧字体)く者は君討つ」とあるのも、誅伐
(征伐)の意味である。
「うつ」の意味に用い、討伐・征討(兵を派遣して攻め討つこと)という。
また討究・討求(深くたずねきわめること)のように「たずねる」の意味に用
い、討議・討論(意見を出して論じ合うこと)のようにも使う。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は寸(すん)。
寸は丑(ちゅう)の初形に近く、肘(ちゅう)の声がある。
[説文]三上 に「治むるなり」とし、字を会意とする。
寸を法の意とするものであるが、形声とみてよい。
[書、皋陶謨(こうようぼ)]「天、有罪を討つ」、[孟子、告子(こくし)、下]
「天子は討(たう)じて伐せず」、[礼記(らいき)、王制]「そむ(畔の旧字
体)く者は討つ」はともに誅(ちゅう)の義で、誅・討はいずれも形声の字で
ある。
誅伐してこれを除くので、治める意となる。
[論語、憲問(けんもん)]「世叔(せいしゅく(人名))之(これ)を討論す」
は、検討の意である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「討」音符は「寸」ですが、おそらく「丑」だったようですね。
「うつ」の意味として、討伐・征討と用いるのですね。
また「たずねる」の意味として、討究・討求と用いるのですね。
さらに、討議・討論のように意見を出して論じ合うことにも使われるのですね。
さて今日の一枚は・・・
道路からも見える玄関の飾り窓に置いてあった、濃い目のピンク色のカクタスの花の具合が
だいぶ過ぎたので・・・
薄いピンクのカクタスと交換しまいた。
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