新*今日の漢字* 「認」

今日から内孫たちは冬休みとなりました。

私は毎年恒例の甥っ子の新聞の封筒入れのお手伝いに行きました。

その後、下の孫と遊んでいてこんな時間です。

では・・・

新*今日の漢字*

「認」 音読み  ニン     訓読み  みと(める)

    画数   14画    部首  言

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は忍(涊の氵無し)。

     [説文(せつもん)]三上 に「訒(にん)は頓(なや)むなり」とあり、[説文]や

     [広雅]などの古い字書には元の字である訒はあるが、認の字はまだみえない。

     [三国志、呉書、鐘離牧(しょうりぼく)伝]に、牧が自分で開墾した二十余畝

     (ほ)の田に稲が実るころ、「縣民(けんみん)に之(こ)れを認識するもの

     有り」とあり、そこで牧は実った稲を県民に与えたという話がのっている。

     認識とはその稲の所有権を主張するの意味に使っている。

     他にも認を所有権を主張するの意味に使っている例がある。

     のちその主張を「みとめる」の意味に用いるようになった。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は忍(涊の氵無し)。

     字はもと訒に作り、じん(訒の言無し(刃))声。

     訒は[説文]三上 に「頓(なや)むなり」、[広雅、釈詁(しゃくこ)]に「難(な

     や)むなり」と訓する字。

     認は[説文]や古字書にみえない字である。

     [三国志、呉(ご)、鐘離牧(しょうりぼく)伝]に、牧が荒田二十余畝(よほ)を

     墾(ひら)き、その稲の熟するに及んで、「縣民に之(これ)を認識するもの

     有り」、牧は直ちにこれをその県民に与えた。

     また[晋書(しんじょ)、隠逸、郭翻(かくはん)伝]にも・・・中略文献例・・・

     これらによると認識とはその所有権を主張し、それを証明する意である。

     ・・・中略(馬の所有権の文献例)・・・

     のちその主張を承認する意に転じて、認許・認可の意となった。

     認識はいまは哲学用語として用いられる。

     国語で「認(つな)ぐ」とよむのは繋(つな)ぐつなの意で、両者の関係を証明

     するというほどの意であろう。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

まず「認」は[説文解字]や古字書には見えない字なのですね。

[三国志、呉書]の頃には使われるようになっていたのですね。

そして「所有権を主張する」意味に用いられたようですね。

のちその主張を「みとめる」の意味に用いられるようになったようですね。



さて今日の一枚は・・・


クリスマスにプラレールセット1箱とモノレールセットを1箱を手に入れた下の孫は・・・

熱心にコース作りをしています。

あら?モモも友情出演でしょうか?少しだけ写っていますね。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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