新*今日の漢字* 「肺」
明けましておめでとうございます。
今年もコツコツと書き込んでいきたいと思います。
では・・・
新*今日の漢字*
「肺」 音読み ハイ 訓読み ---
画数 9画 部首 月
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は市(はい)。
市のもとの形は はい(2枚目の今日の写真にアップします)で、草木が伸びて茂
り、ゆれ動くことをいう。
肺は呼吸の働きによって動くものである。
もとも大切な呼吸器官である「肺臓(はい)」の意味に用いる。
また「こころ」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 もとの字は はい(2枚目の今日の写真にアップします。)に従い、声符は(は
い)。
[説文]四下 に「金の藏(臓)なり」とし、 (はい)声とする。
[釈名(しゃくみょう)、釈形体]に「肺は勃(ぼつ)なり。其の氣(き)の勃鬱
(ぼつうつ)たるを言ふなり」と勃の義をもって解するが、むしろ木の葉の蔽芾
(へいひ)たる(こんもりと茂る)さまに似ていることから名をえたものであろ
う。
肺腑(はいふ)は心腹と同じく、心の底の意とされる。
[周礼(しゅうらい)、秋官、大司寇(だいしこう)]に、政府に直訴(じきそ)
するものは、肺石の上に坐(ざ)すること三日にして、その訟を聴く規定があ
り、肺石は赤い石であるという。
っ子の意思に盟誓してのち訟事が聴かれたというが、その詳しいことは知られ
ない。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「肺」に含まれる「市」のもとの形は「草木が伸びて茂り、ゆれ動く」ことを表しているの
ですね。
そして「肺」は「呼吸の働きによって動くもの」を表しているようですね。
また「こころ」の意味にも用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
まずは・・・
本年のおせちのお重です。
そして、つぎに・・・
お約束の「草木が伸びて茂り、ゆれ動く」ことを表す「はい」の字です。
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