新*今日の漢字* 「閉」
昨日は大盛況のうちに賀詞交歓会も終わり、疲れ果てて帰宅をしました。
その後テレビを見ようとテレビ内蔵の番組用を見ると・・・18時台?
もう21時頃ではないの?と時計も確認・・・
当然、私の方が間違っていました。
歩数計はこの頃は3000歩ぐらいなのですが、昨日は12000歩を超えていて・・・
良い美容?健康?体操になりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「閉」 音読み ヘイ 訓読み と(じる ざす) し(める まる)
画数 11画 部首 門
では常用字解で調べてみましょう。
会意 門と才とを組み合わせた形。
才は表示として樹(た)てた目印(めじるし)の木。
これを門に樹てて、門の内外を分ける呪禁(じゅきん(悪邪を祓(はら)うまじ
ない))とすることを閉といい、門の中に「とじこめる、とざす、ふさぐ」、
また門を「とじる、しめる」の意味に用いる。
沈黙することを閉口というが、国語では言い負かされてことばに詰まること、
降参することを閉口という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 門と才と組み合わせた形。
才は祝禱(しゅくとう)を収める器である口(さい)を著(つ)けた木の形。
在・存の字は才に従い、才はその場所を聖化するための、榜示(ぼうじ)として
の機能を持つものと思われる。
それを門中に樹(た)てている形である。
[説文]十二上 に「門を闔(と)づるなり。門に從ふ。才は門を歫(まも)る
所以(ゆゑん)なり」とあり、[段注]に、才は王義之(おうぎし)の書いた[黄帝
経]に午の形に作っており、杵型(きねがた)の鍵閉(けんへい)であるとする。
金文の[豆閉(とうへい)き(皀+殳)]のじは門中に さい(後ほど写真で)形を
しるしており、それは才の初文。
その地を修祓(しゅうふつ)する意の標木(ひょうぼく)である。
これを門中に施すときは、すべての立ち入りを禁ずる意となる。
門は内外を分かつところで、門の呪禁(じゅきん)の儀礼には種々の方法があっ
たと思われるが、 さい(後ほど写真で)を樹てることも、その一方法であっ
た。
家居して読書ばかりしている人を閉戸先生、一切他事に沈黙を守ることを閉口と
いう。
わが国では返答に窮することを閉口という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「閉」は「門と才とを組み合わせた形」なのですね。
「才」は「祈りの文である祝詞を納める器を木につけた形」なのですね。
「門」と「才」とを組み合わせて「門の内外を分けるまじない」をすることを「閉」といっ
たようですね。
門の中に「とじこめる、とざす、ふさぐ」の意味に用いられ、また門を「とじる、しめる」
の意味に用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
本文に出てきた、「さい」の字?です。
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